一緒に闘いたい 我らのエース大野雄大
コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。
今回は、中日ドラゴンズの大野雄大選手について、記します。
2012年07月11日(水)、阪神甲子園球場にて、大野雄大はプロ初勝利を挙げました。
私と同じ1988年度生まれの大野雄大、応援しないわけがありません。
2016年のドーム最終戦で、選手会長となった大野はこうスピーチしました。
「優勝、おめでとうございます。
皆さんの声援が、僕達に力を与え、このような結果になりました。1年間、本当にありがとうございました。」
とナゴヤドームでするはずだったんですよ!これは、実際に札幌ドームで大野選手会長が行ったスピーチであり、間違いではありません。
大野奨太ではなく、大野雄大はナゴヤドームでどう言ったかといいますと、
「今ここで来年も応援よろしくお願いしますと軽々しく言うことはできません。我々が今すべきことはドラゴンズを応援したい、選手と一緒に戦いたいと思っていただけるようなチームづくりをすることだと思う。選手個々がどうしたらチームが強くなるのかを考え、必ず強いドラゴンズを取り戻すために精進しますので、見ていてください」
甘えを絶ったこのスピーチは、私も感銘を受けました。結果を出せないときの説明ってこうだよな、と。
しかし。
2017年03月31日(金)の東京ドームでの開幕戦に登板するも、勝ち投手になれません。確か、村田修一に打たれました。
その後も、勝利投手になれません。
05月14日(日)、私は東京ヤクルト VS. 中日を観に行きました。レフトスタンドで応援します。
01-01で同点の9回裏に、中継ぎで大野雄大が登板します。
あろうことか大野雄大、ストライクが入りません。ウラジミール・バレンティン、中村悠平、西村直亨の3人にフォアボールを与えて満塁にします。
打席には、荒木貴裕が入ります。ヒットでも終わりだというのに、振りぬいた打球は私の方へ飛んできて、レフトスタンドで跳ねました。
サヨナラ満塁ホームラン。中継ぎピッチャーの仕事としては、0点どころかマイナスです。
信じられない結果に、私はしばらく歩いて風を浴びて帰ったのでした。
あれだけナゴヤドームで選手会長としてリベンジするという決意表明をしておきながら、先発に加えて中継ぎでひとりで試合を破壊してしまうと、怒ってしまう人がいるのも仕方がないことです。
それから01か月もしないうちに、大野雄大は先発のマウンドに立ちます。06月07日(水)のZOZOマリンスタジアムでした。
ここで、ついにトンネルを抜け、初勝利を挙げました。
2018年はよくなかったですが、2019年は安定感を取り戻し、最優秀防御率のタイトルを獲得し、09月14日(土)には阪神戦でノーヒットノーランも達成しました。
2020年は初勝利まで01か月かかるも、なんとそこから03試合連続完投勝利という偉業を達成します。
勝利投手だけでもすごいのに、中継ぎピッチャーに一切負担をかけない完投はさらにすごいことです。それも03試合。
こいつが先発というだけで今日は厳しいな、と相手に思わせ、そして勝つ。かつての中日ドラゴンズだと川上憲伸や野口茂樹でしょうか。
そこまで安定的な活躍ではないながらも、先発完投型で安定感があるピッチャーには"エース"の称号を与えたくなります。
加えて、年間を通して安定的な活躍も望みたく、やはり秋の短期決戦にエースがいないと心もとないです。
オフにはFAの話も出ますが、これは先日申し上げました通り、本人が納得できれば私は何も言いません。
精進する姿を見ていたいとともに、私も彼からパワーをもらいたいと思います。
ありがとうございました。