竜に山あり谷あり 未来に大きな希望あり

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、中日ドラゴンズの山本拓実選手について、記します。

市立西宮高校から、2017年ドラフト6位で中日ドラゴンズに指名を受けた山本拓実。
私は、山本拓実のプロフィールを見て、これはかなり期待できそうだと思いました。

理由は、中日ドラゴンズに、谷元圭介がおり、素晴らしいお手本が間近にいる環境で能力を伸ばしていくことができると思ったからです。

谷元は、稲生高校→中部大学→バイタルネットを経て、2008年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズに指名を受けます。この年、テスト合格での指名が2人おり、ひとりが7位指名の谷元で、もうひとりが6位指名の杉谷拳士です。

01年目の2009年から1軍デビュー。中継ぎとして順調に実績を積んでいき、2016年の日本一の瞬間にマウンドにいたのは谷元でした。年俸も1億円を超え、2017年07月14日(金)には、オールパシフィックのピッチャーとして、ナゴヤドームのマウンドに立ちました。

03週間後の08月04日(金)、谷元は東京ドームのマウンドに立つべく、3塁側ベンチから出ていきました。

え?3塁側ベンチ!?間違いではありません。そう、07月31日(月)、中日ドラゴンズに金銭トレードでの移籍が発表されていたのです!


もともと、三重県育ちの私ですから、谷元の他にも谷口雄也に大野奨太さん中日ドラゴンズにおいでー、と言ってはいました。
07月31日(月)の朝、起きてすぐにニュースを見ると、谷元圭介が中日ドラゴンズに金銭トレードで移籍と出ていました。

はい!?本当かそれは!?
中島卓也がホームラン打てればいいなと思って本当に打ったけど、この前オールスターで投げていてからトレードで中日に来るとか、そんなうまい話があるか!?と、できすぎたお話に、信じられない気分でした。

本当に彼は、中日ドラゴンズのユニホームを着ることになりました。
なお、同年の09月には、阪神甲子園球場にてルイス・メンドーサと谷元圭介が投げ合うという、これも信じられないことまで起こりました。

2017年シーズンだけは、背番号は60を着用しました。2018年からは、背番号を14に変更。主戦投手としての期待がうかがえます。さらには、北海道日本ハムファイターズ同期入団で、幾度となくバッテリーを組んだ大野奨太も、FAで中日に入団。谷元大野のバッテリーは、明治神宮野球場や阪神甲子園球場でも見ることができました。


山本拓実は、60の手前である背番号59を着用しています。意図としては、剛球を投げるピッチャーになってほしいからとのこと。

さて、山本拓実ですが、高卒01年目から1軍で登板。02年目にはプロ初勝利も挙げ、03年目には開幕ローテーション入りを果たしました。ただ、結果が持続せず、08月には離脱してしまいました。はい上がって来ることを期待します。

一方、谷元ですが…正直、移籍後、納得できる成績は残せていません。やはり、フルシーズン中継ぎで活躍することを期待しますが、打たれてしまい、2軍で投げることも多いです。

ただ、これは2020年08月現在の話です。ふたりとも、これから上向く可能性も十分にあります。


ここからがポイントで、ふたりとも身長は167cmで登録されています。
大卒社会人と高卒の違いはありますが、同じ身長の右ピッチャーである谷元さんを間近で見ることができる。ロールモデルにはうってつけです。これはかなりのアドバンテージ、と私は感じました。
実際、山本拓実のドラフト指名時にも、谷元先輩に弟子入りというフレーズが、スポーツ新聞に出ていました。

似た例で、2009年ドラフト1位で花巻東高校の菊池雄星は埼玉西武ライオンズが当たりくじを引きましたが、私が埼玉西武でよかったと思ったのは、石井一久が選手として在籍していたからです。石井一久も菊池雄星と共通点があり、高卒左腕、先発型の速球派(スライダーも得意)で、日本一もMLBも経験しています。
2013年の石井一久引退時に、菊池雄星が泣いていたのが印象的でした。さらには、その後石井一久が着用した背番号16に変更し、埼玉西武のパ・リーグ優勝に貢献したのち、MLBへと巣立ちました。

こういった縁は、自分自身でコントロールしきれない部分もあります。山本拓実は兵庫育ちの阪神ファンのようですが、プロ野球選手としてのキャリアを積んでいくにあたり、谷元と同じチームを引き当てたことの方が、はるかに有意義なことだと思います。結果、プロ野球選手としての価値が高まれば、将来的にはFAで自由を得ることもできる。
山本拓実には、自分らしさは忘れずに実力つけていってほしいとは思うものの、その中で谷元から得られるのがあるのであれば、積極的に身につけていってほしいとも思います。

実は、そんな谷元も、北海道日本ハム在籍時には、ロールモデルとして武田久から多くのことを学んだのではないでしょうか?武田久も、身長は170cmで登録されており、北海道日本ハムの勝ちパターンとして、何回も優勝に貢献したピッチャーでした。
谷元が北海道日本ハムの入団テストを受けた理由のひとつに、武田久の存在があったことが挙げられ、実際に合格を勝ち取り、環境を存分に活かして実力をつけていきました。

谷元と山本拓実の入団経緯は同じではありませんが、ロールモデルと同じ組織に身を置くことができ、結果、早期から1軍で投げられている点から、とてもよかったことだと思っています。

ロールモデルの重要性と幸運について書いていく構想でしたが、のみならず、ファンレターとして彼らにエールを送りたいとも思います。

私たちに、中日ドラゴンズ日本一の場面を見せてください!!

ありがとうございました。

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コブ山田(Cob  Yamada)
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