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歌志軒やごと店さんで見たGraceful Dream

コブ山田です。
ようこそいらっしゃいました。

今回は、プロ野球中日ドラゴンズ高橋宏斗選手、読売ジャイアンツ中山礼都選手について、記します。

Asako Nakagawaさんのnoteを拝見し、私はその瞬間に自分もこの目で見てこの舌で味わうと決めました。

2022年08月11日(木祝)の夜。同日昼間に行われたバンテリンドームナゴヤ巨人戦を観たあと、地下鉄名城線右回りに乗ります。
三重県の実家へ帰る私としては反対方向です。
八事で降り、3番出口から歩いて歌志軒やごと店へ向かいます。

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愛知県の学校に通ったことがない私、歌志軒は初めてです。
ただ、東京にもある(大田区)ようなので、Nakagawaさんに沿い私も限定メニューを選び…
たかったのですが売り切れでした。また今後です。

店員さんに食券を渡すと、

「大盛でいいですか?」

と聞かれました。並を選ぶこともできます。
こりゃ学生にはたまらん。お腹膨らませたいでしょうし、私がこの近辺の学校に通っていたらよく通っていたはずです。
アラサーにはなって昔ほどバクバク食べられなくはなりましたが、それでもまぜそばは完食しました。
また東京でも大岡山に食べに行こ。

さて、食べる前もその最中もそのあとも視線を向けていたものがあります。Nakagawaさんに発信していただいたおかげです。
壁に飾られた、ペアのサイン色紙です。プロ野球読売ジャイアンツの中山礼都選手と中日ドラゴンズの高橋宏斗選手です。

※サイン色紙、ユニホームの画像は掲載しません。みなさまぜひ食べに行ってみてください。

このふたりとも、中京大中京高校硬式野球部であり2020年のドラフトで揃って指名されプロ入りしました。
高校時代、ここに通って食べていたはずです(だからサインがあるわけで)。

私にとって、中日と対する巨人は特別な思いがあります。
巨人にはよくやられました。1994年、2000年、2009年は中日戦に勝って巨人がセ・リーグ優勝を決めています。
セ・リーグのクライマックスシリーズファイナルステージは2012年までの06回中05回が巨人と中日の組み合わせでした。

私のパーソナルなところでも、小学校~高校でもクラスメイトに巨人ファンが何人もいて、ケンカしたことも何回かありました。
巨人は嫌いというわけではなく、好敵手であってほしい。しびれる勝負を何回も見たい。中日と巨人の首位攻防戦が最高の展開。
巨人に勝って日本シリーズに出たい。
私は2007年度~2010年度に大学生だったのですが、その間すべてセ・リーグCSファイナルが巨人と中日の戦いだったのは本当に運がよかったです。

私が高橋宏斗と中山礼都によるCSファイナルでの対戦を願う理由は、幼少期の思い出だけではありません。

夢の続きを見たい、いや、夢を鮮やかなものにしたいからです。

2005年10月03日(月)、ふたりの高校生が喜びを爆発させていて、私も心底喜んでいました。
大阪桐蔭高校はその年の夏の甲子園でベスト4になりました。その投打の主軸が背番号1の辻内崇伸、4番の平田良介でした。

辻内は同日の高校生ドラフトで巨人とオリックスが1位指名し、抽選の結果巨人が交渉権獲得。
平田は中日が単独指名しました。

分離している高校生ドラフトとは言え、1位指名選手が同じ高校からふたり出て、しかもセ・リーグの強豪球団です。
直接対決するエースと4番。バチバチの真剣勝負、そして中日が日本シリーズへという展開、ぜひ見たいと思ったのでした。

平田は中日でライトのレギュラーを務めてベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞したことがあります。サイクルヒットを達成することもあったなどの活躍を見せる一方、辻内は1軍公式戦出場がないままプロ野球選手を引退することとなりました。
2012年08月、ナゴヤドームでの巨人戦にて辻内が1軍登録されていて、平田と対戦あるか?と注目されたことはありましたが、実現しなかったのでした。

そんなことがあったので、2020年のドラフト会議は注目していました。中京大中京高校に、プロ志望届を出した投打の主軸がいる。
しかも中日と巨人がそれぞれ指名したという偶然に、辻内と平田のことを思い出さずにはいられませんでした。

私が歌志軒やごと店さんに食べに行く03か月前の05月14日(土)、東京ドームにて高橋宏斗と中山礼都の対戦が実現しました。
私もレフトスタンドから観ていました。

よし、夢はひとつかなった。あとはこれがCSファイナルで実現することだ。

高橋宏斗と中山礼都は仕事場ではライバル関係になりました。同じ空間にいるときに(オールスターゲーム・国際試合は除く)、お互いの好投と猛打を願うことはできません。
しかし、もともとは同じチームで勝利を目指しプロ野球選手になる夢を追いかけた仲間です。生涯の友人になるのが自然です。

高橋宏斗はものすごいストレートを投げ、中日ファンの期待も高い選手です。ただ、彼が成長するにあたって、よき理解者でありよき壁の存在は貴重なものかとも考えます。それが巨人の中山礼都です。
逆に中山礼都にとっても、よき理解者でありよき壁の存在は貴重なもののはずです。

ふたりの対戦がひとつの軸となって、中日と巨人の対戦をもっともっと熱くしてほしい。そうなると、私にとっては上品な夢となる。
そうして結果的にプロ野球の魅力向上になればいい。
と、並ぶサイン色紙を見てまぜそば全部食べて、お店を出て八事の夜風を浴びながら思ったのでした。

ありがとうございました。

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コブ山田(Cob  Yamada)
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