「こうして、思考は現実になる」らしい 実験1
これから、パム・グラウトの著書「こうして、思考は現実になる」で紹介されている9つの実験を通じて、思考が現実になる様子を記録していこうとおもいます。
著書「こうして、思考は現実になる」の内容のおさらいは、こちらをご参照ください。▶︎https://note.mu/coayu/n/nc4882af6be59
この本を読みながら、頭の中で「?」がいっぱいになってしまった時、受験生時代に数学の演習問題をといているときのことを思い出しました。
ある整数問題の解き方がわからなくてフリーズしてしまったときのことです。予備校の数学の先生が、こう言いました。
「SOGO、知識として解き方を思い出そうとしているね。そうではなくて、まずは実験してみなよ。その式に色々な数字をあてはめて、その背景にある法則について、あたりをつけてごらん。その考えたあとは、紙にのこしておくんだ。あとでそれについて議論しよう。こんな風にしているうちに、数学的(論理的)な試行錯誤の方法がみにつくんだ。難問がとけるかどうかは、この試行錯誤が時間内に効率よくできるかどうかだよ。」
たとえ時間内にその問題を解けなかったとしても、その試行錯誤は決してムダにならないことが後でわかりました。試行錯誤はスキルであり、重ねるとだんだんとうまくなってくるのです。
新しい問いに対して、完璧に論理的な道すじがみえないとき、まずは実験してみる、体験してみる。そんな試行錯誤のプロセスは、答えのない問いに向き合うとき、思考のOSとして強力な味方になってくれるとおもうのです。
さて、実験概要と結果について、ご報告します!
第一の実験 『宇宙のエネルギーの法則』
◆概要
宇宙にある目に見えないけれど現実化を促すエネルギー「FP」の存在を実際に感じてみるもの。具体的には、「本当に”願えば叶う”ことを証明するために私になにか素敵な贈り物を届けてください!」とお願いするのがこの実験。
◆方法
FPに48時間の時間を与え、その期限内に明確なサインを見せるように、心の中で要求する。偶然で片付けられないような、決定的なサインを。
ここで、実験結果をはっきり認識するために、実験開始の日時や、日々気が付いたギフトをメモするとよい。そして、実験開始の際は、以下のように、自分の意図をはっきり伝えること。
(例)実験開始の言葉
思考は現実化する、FPが存在するって聞いたけど、本当に存在するのかわからないし、確かめたいじゃない。48時間の時間をあげるから、存在する証拠を見せて欲しいの!偶然では片付けられないような、明確で確実な証拠をちょうだいね!
◆わたしの実験結果
(1)LAへの招待状
今わたしの中で、とてもLAがあつい。
LEO ZENさんというヨガのトレーナー、MIYAVIという日本人アーティスト…なんだか、LAにはわたしが好きになるものがたくさんありそうである。わたしもLAで活動してみたい!
そんな矢先、この実験を始めてから、TwitterやInstagramでフォローしてくださった方々が、ほとんどLAの方だったので、ふと友人に話してみた。
「最近LAに興味があって、あわよくばアートセラピー関連の活動をLAでしたいと思ってるんだー。そして今日ね、SNSで立て続けに3.4人のLA在住のアーティストからフォローされたの。考えすぎかもしれないけれど、なんだか”贈り物”なような気がしているんだ。贈り物なんて大げさかな?」
「AYUKO!それは立派な贈り物だよ!!きっと何かにつながっていく気がする。」
「そうかな!!」
というわけで嬉しくなったわたしは、その中の一人をフォロー返しすることに。フォロワーが万単位でいる、ちょっと人気者そうなコンセプトアーティストの方...
すると、すかさず、こんなメッセージがやってくる。
「hope you grow in your creativity and spirit」
(あなたが創造性とたましいを育てていくことを期待してるよ)
「it is not often to talk with many people online, but this is rare, your energy draws me in. so tell me what are your dreams?」
(オンラインで人と話すことってそんななくて、今回みたいなケースはまれなんだけど、あなたのエナジーがそうさせたんだよ。で、あなたの夢は何か話してもらえる?)
キツネにつつまれながら、とっさにこんなメッセージを返していた。
「my dream is to help people express themselves with self-confidence and realise their original~selves through counselling or some other therapy.」
(私の夢は、皆が自己信頼とともに自己表現できて、本来の自分に気づいていくのに関わっていくことだよ。カウンセリングやなんらかのセラピーを通じてね。)
「that is my mission as well. I support you.」
(それは、わたしのミッションと同じだね。あなたのことを応援するよ。)
ということで、この方の素晴らしい作品をたくさんみせていただくことになり、今でもやりとりは続いている。人生不思議なことがたくさんあるなあ。
(2)魔法の言葉「Don’t afraid to be original」
この実験を開始した頃、わたしは自分のこれからについて、とても悩んでいた。
「心から素晴らしいと思うカウンセラーの方々にくっついて、カウンセリングやコミュニケーションの新しい可能性について、また新しい医療の枠組みについて、学びを深めている。けれど、このまま個人で勉強するだけでなくて、どこか医学部や臨床心理学部やら、既存の心を扱う団体でディプロマ等とった方がいいかなぁ・・・」と迷っていたのだ。
学んでいる内容に自信はあるのだけど、自分自身にたいしてすこし準備不足なイメージがあったのかもしれない。
そんなときふと眺めていたInstagramに、「Don’t afraid to be original」という言葉と一緒に、可愛い娘さんの写真をあげているアーティストがいた。この言葉をみたときにはっと気づく。
わたしの尊敬するミルトンエリクソンという催眠療法家、佐藤オオキさんというデザイナー、その他にもたくさんの研究者やアーティスト達…
彼らの中に見出す、わたしなりの成功は、まずディプロマに全く関係ない。そして、彼らが今のわたしなら「安心させる、不安をかきけす」ことを目的に、意思決定はしないだろう。
だから理性も感性もフルに使って、自分が最も効果を感じるもの、本物だと思うものを追い求めていこう。そこででた結果がどんなものであれ、真摯にうけとめ試行錯誤を重ねる覚悟さえあれば、あとは純粋に自分の実現したいものに向かっていけばいいだけじゃない。
それが、既存の肩書きや職業の枠組みにあてはまらなかったとしても、オリジナルになってしまうとしても、それを恐れてこの探求をやめてしまうなんて、わたしにはできない。
この一言で、うじうじ悩んでた自分から、覚悟を決めて決意を固める自分へと変化できた。だからこそ、この言葉はわたしにとってとても価値ある言葉だ。
(3)ある作家のサイレントギフト
先日たまたまとあるカフェで、昔よく読んでいた本の著者にお会いした。そこで意気投合し、今や定期的にコンタクトをとる友達に!
その方から、このワークを始めた翌日、久しぶりに連絡がくる。
「AYUKO〜最近どう過ごしてる?東京?」
チャットをつづけていると、驚くべき言葉が出てきました。
「時々、AYUKOを思い出しては"サイレントギフト"を贈ってるよ」
な ん だ と ?!
贈り物を探すこの実験、はじめてからすでに、物質的なものも精神的なものも合わせて、たくさんの贈り物(ギフト)を見つけている。それでも、まだまだ私は贈り物をおくられていたのだ。
この本には、実験1の概要として、「本当に”願えば叶う”ことを証明するために私になにか素敵な贈り物を届けてください!」という言葉がかかれている。すなわち、見に見えない思考の力(FP)で贈り物を引き寄せるプロセスを感じるのが、この実験1の目的というわけだ。
けれど、こうも解釈できるとおもう。
既に待機しているたくさんの贈り物にたいして、それらがあると信じる心を開いてみる。そして、既にそこにあるたくさんの贈り物に気付いていく。すると、今見えている現実は、すでにわたしの思考(90%の潜在意識と10%の表面意識)が願っていたものだったと気づいていく。あるいは、起きている現実から、自分の思考(90%の潜在意識と10%の表面意識)に気づいていく。そんなプロセスを体感するワークが実験1というわけだ。
わたしが気付いている以上に、たくさんの贈り物が自分のまわりにはあるのかもしれない。
何かを欲しているとき、まずはイマココになにがあるのか、意識を向けてみようとおもう。