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あすべろガス

アスベロガスを食べると、体が三メートルほどに引き伸ばされるという。
そうなってしまうと、アスベロガス病に侵されて、どんどん寿命が短くなっていくらしい。
アスベロガス病の主な症状は、体のてっぺんから、「あすべろガス」が放出されることだ。
あすべろガスが全て出尽くしてしまうと、人間の寿命も尽きてしまう。
そうならないためには、方法がある。
単純なことだ、同じくアスベロガス病にかかった仲間を見つければいい。
その仲間が放出しているあすべろガスを、胸いっぱいに吸い込めば、すぐに病は治ることだろう。

ただし、その時、どちらか一人しか、助からない仕組みになっているが。

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