つめがあまい
何か物事を始めようとするとき、詰めが甘く、失敗することは多々ある。
詰めが甘いことに気づく方法はないのかというと、ないこともないのである。
その時は、蟻が爪に寄ってくるのだ。
それも大勢。
そのうち、爪が溶け出して、蟻たちはそれを運んでいくだろう。
ひとつ残らず。
三分の一ほど運んで行った場合、それは、少しだけ詰めが甘いということだ。
半分ほど運んで行った時は、考え直さなくてはならないほど、詰めが甘い。
全て剥ぎ取られた場合、それは、一刻も早く事を起こさねばならない程だ。
全て剥ぎ取られてもまだ何も行動しない場合、蟻たちは違う指の爪を狙ってくる。
そうなると、両手どころか、両足の爪がなくなってしまうため、早く行動した方がいいのだ。
もし、その時に脳を使って、疲れてしまったら、自分の爪を舐めるといい。
甘露のように甘い爪は、糖分補給にぴったりだ。