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メロンに放電

メロンからメロンへと、電信柱が連なっている。

メロンは電信柱を追いかけるようにして制限なく増えていき、電信柱もまた、メロンを追いかけるように次々と立ち並んでいく。

でもたまに、じゅっと音がして、焦げ臭い匂いが漂う。
電信柱からメロンへと放電したのだ。

そうなると、誇り高きメロンはしばらく電信柱と口を聞かない。

電信柱はひたすら謝る。 悪かった。許してくれ。

まあやがては、その思いがちゃんと通じるのだ。


また、次に放電する日まで、二人は追いかけっこのように増えていく・・・・






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