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砂時計のちつじょ

秒針が刻まれるごとに、砂時計の砂は上へ吸い込まれていく。

一秒で477粒。

二秒で873粒。

三秒で-13粒。

上がり下がりを繰り返して、砂時計は形を保っている。

これがもし、一秒で478粒だったとしたら、砂時計というものは、存在を保つことができなくなってしまう。

四秒で-94粒。

五秒で-369粒。

六秒で0粒。







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