兵庫県知事が内部告発者を懲戒処分とした問題について憤っている
うちにはテレビがないので、気になったニュースを検索してそれに関連する論説だったりを調べていく生活が続いている。ここ最近で特によく見ているのはウクライナ戦争の近況と、兵庫県知事のパワハラ内部告発問題だ。
内容としては元県民局長が知事のパワハラ問題や汚職についてまとめた文書を作成して告発したところ、知事がその内容を嘘八百だと断定し(のちに内容に事実が含まれたことが判明している)、内部告発として認めなかった上にその告発した元県民局長を、懲戒処分とし、結果その方は自死された。
パワハラ体質が指摘されている側が、告発した人のことを調査して、決済して懲戒処分としたというそもそもの構図がおかしいし、権力濫用した弾圧でしかない。そういうのが現時点では追求はされているがまかり通っており、合計で3人も関係者が自死している件について責任に聞かれても知事は公務を全うして県政を適切に行うのが責任の取り方だと思いますの一点張り。
記者会見の場でも、出せる情報は自分達に都合のいい内容だけで、それ以外の内容は「県の情報公開条例6条によって原則非公開としています。」の一点張り。
他の人の証言だったり、対応が不適切だったんじゃないかという指摘があったりしても、「それに関してはコメントすることはない。県としての一連の対応は適切に処理されていると県としては判断しています。」とかいう返事。
・内部告発された側が内部告発した方を処分している点
・条例を恣意的に濫用して自分達の都合のいい情報だけを切り抜いて公開して、それ以外は非公開にして真相追求できないようにしている点
・「県としては、」とか「人事部としての懲戒処分なので」とか指示して決済しているのは知事なのに発言の中でいちいち、自分がしたことではないと責任逃れをしようとしている姿勢が見える点
・のらりくらり、全く内容に踏み込まないでうわべの言葉だけで追求を煙に巻いている点
パワハラの内容も本当に滑稽で酷いものが告発されているし、経緯から何までもだし、それに加えて上記の態度の面でも本当に腹が立つ。
こういう国会答弁でもよく見られる、文字数だけ多くて、追求されている内容に難癖つけて結局答えていないみたいな返答、2度と見たくない。岸田政権の裏金問題の時もそんな答弁ばっかりで、こんなん政治関係をちゃんと追って調べようって気無くなるやろまじで。
8月30日には百条委員会(議会が設置する調査機関で虚偽の発言には罰則規定がある)で知事が取り調べを受けることが決まっていて、今までの記者会見でも知事は
「百条委員会で答えることが適切だと思っています」で各記者からの質問に一切答えないで終わらせてきていた。
しかし8月27日の記者会見では「聞かれたことには答えるが自分から話すことはしない」という内容の発言もあったりして、百条委員会でも真相究明のための応答ではなくて、なるべく隠蔽しようという意図があることは見え見えで、百条委員会でもちゃんと明らかにされないで、今まで見たいな難癖つけて非を認めない姿勢が続くのではないかと思って本当に嫌な気持ちになる。
百条委員会の中では個人の秘密を害することになる事項に関する事務は除かれているという点を悪用して、難癖つけてちゃんと答えないんじゃないかと勘繰ってしまう。
元県民局長が「噂話を集めて作成した」という発言をしたという知事サイドが行った取り調べの文書記録が公開はしないが確かに残っていると知事は発言しているので、それが明らかになることを期待していますが、期待値低すぎる。