3.5周年Pカップ 真乃90位 メトロイド併走法
1.本記事について
アイドルマスター シャイニーカラーズ(以下 シャニマス)の3.5周年に合わせてPカップが開催された。
Pカップとは、定められた期間内にアイドルのファンをできるだけ多く集めよう! というシャニマス内の催し物で25人いるアイドルそれぞれにファン数ランキングがある。Pカッパーは一人心に決めたアイドルと共にランキング上位を目指して覇を競う。得られるものは名誉と気持ち程度の報酬だけで、何がやばいかというと気持ち程度の報酬がマジで気持ち程度なのである。
Pカッパーの上位層は6日あった開催期間のほぼ全ての時間をWING歌姫周回に注ぎ込んだが(本当にお疲れさまです)、報酬はふつうにプレイすれば簡単に入手できるものばかり。例外は順位に応じた称号だけ。
つまり上位層のPカップとは名誉や達成感を得るために膨大な時間と精神力をシャニマスにつぎ込むイベントであり、そんなことは大抵の人から見て意味がないため、一般的なシャニマスプレイヤーからは恐怖と尊敬を込めて狂人の祭典扱いをされている。そういう上位層とは一線を画してレベルが低いが、一応当事者な櫻木真乃90位の私的にもたぶんその認識で正しいと思う。
↑ 金称号。愚か者の証明に使える。
話は変わるが、過ぎし10月8日に任天堂からSwitch用ソフトメトロイドドレッドが発売された。
メトロイドドレッドとは。
任天堂から発売され、今年35周年を迎えるメトロイドシリーズ最新作。2Dメトロイドとしては実に19年ぶりの完全新作だ(3Dメトロイドもあり、近年は比較的そちらが主流だったっぽい)。
2Dメトロイドは任天堂のタイトルには珍しく作品間のシナリオの縦の繋がりがはっきりしたシリーズ。メトロイドドレッドはその正当後継に当たるメトロイド5であり、2Dメトロイドのお話に一区切りを付けるらしい。
↑ すごく気合いが入ってる公式ホームページ。
私の年齢より2Dメトロイドの完全新作が出てない期間の方がギリ長いし感慨などは正直ないが、任天堂の熱烈なファン的には任天堂の新しいアクションゲームができるならどんなものでも飛び上がるほど嬉しい。
加えてメトロイドはメトロイドヴァニアというジャンルのゲームなのだが、見ての通りジャンル名になっている。「メトロイドヴァニア」より前にメトロイドがあったのだ。
メトロイドヴァニアの名前は「メトロイド」と「キャッスルヴァニア(悪魔城ドラキュラ)」、二つのゲームの名前を繋げて成り立ち、メトロイドはいわばジャンル自体の開祖なのである。そんなゲームが面白くないわけがない! やるしかねえ!!!
よっしゃ!!!!!!!!!!!!
やるぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
……って、あれ……?
何か、忘れているような……。
あっ……!(期間終了後に撮ったからイベント終了になってる)
Pカップじゃないか!!!!!!!!!!!!!!!!!!
えーっ!?!?!?!?!?!?!?!?
クソっ……メトロイドドレッドとPカップ……どっちを選べばいいんだよッ……!
その声は……プロデューサー!?
言われてみれば確かに!!
よし、メトロイドとPカップを併走して真乃金とクリアを目指すぞ!!!!!
そんなわけで、シャニPから天啓を受けた(めぐるWINGの大切なシーンを悪用してすいません)。そういう記事になります。
注意事項
・この記事はPカップの編成や走り方の参考には向いていません。
・メトロイドドレッドの攻略にもあんまり向きません。
・肝要な部分は避けましたがメトロイドドレッドの大きめネタバレがあります。
どの層に向けた記事?
2.初日
10月12日、一部の者たちの吉日。
当初の予定だった15時から一時間メンテが延び16時、Pカップの幕が切って落とされた。
この日のために力を蓄えてきた猛者たちは多い。彼らはこの瞬間、半年の間溜めていた力を解き放つのだ。
名だたる群雄の背姿が濃い影を伸ばす。下の者はその威容に慄くことしかできない……。
そんな中……。
私は……。
えっ!?!?!?!?!?!?
かわいっ。
新登場したやきいも果穂のあまりのかわいさにぶっ飛んでいた。
いや、しかしこれは私に限ったことではないはず。
いくら群雄が割拠していてもその正体はプロデューサーたち。この果穂を前にぶっ飛ばないプロデューサーはいない。
だからフェアだ。Pカップ的なロスにはならない。そう……。
本当のタイムロスは他にある。
──編成、どうしよう……。
そう。このプロデューサー、ことここに至って編成を決めていないのだ。
愚か者である。愚かたちが集うPカップにあってなお一層の愚か者である。
いや、待てよ……。
Pカッパーたちのnoteが授けてくれた知識、それが私にはある。
思いついた!
その結果……。
こうなった。
闇鍋とかこの前のガシャとかで引けた火力役の限定3枚、オデマス持ちのサンシャインシエスタとグレフェス冬優子。四凸sSSRは駅真乃しか持っていないが、真乃本人をプロデュースするからサポートには使えない。Vi極で挑みました。猛者の凸が進んだDaVi2極メンバーと見比べたらえらく薄っぺらい。
ライブスキルは……。
こうなった。
貧弱すぎる。よくこれで歌姫に挑もうと思ったな。
……パッと見凸が進んでる【ソラを跳ね】を起用したけど……。
無凸でもこっちの方が良くない?
Vo打点は薄くなるけど、元よりあってないようなものだし。
それならこっち、Vi3倍で殴れて、思い出にバフ乗ってVoやDaのLAが狙いやすくなる方が有用じゃないか?
……うるせぇ! 気づかなかった!
ーー☆ーー☆ーー☆ーー☆ーー
歌姫周回の立ち回り。
シーズン2の終了までにステータスを整える。今回は登山期間(わからない人は調べてみてください)だったから親愛度も稼げたら嬉しい。
シーズン3・4はオーディション! オーディション! オーディション!!
この間16週、全てオーディション。たくさんファンを稼ぐのが目的だからここが歌姫周回のキモ。
私は流行が良さげじゃないと20万、30万のオーディションに勝てないためViの流行が3位のときは10万オデに入る。
WINGではできるだけ優勝を目指した。今回はWINGさんがEXスキル増量のタイムセールを開催してくれているおかげで、優勝するとなんかいいやつが出やすくなるらしいからです。
本当に“速さ”を求める天上人は準決勝で自ら敗退し、この時間すら切り落とす者もいた。全部又聞き。
これをたくさん繰り返します。
「シーズン3・4はオデ回す」や「限定の火力で殴る」ってPカッパーさんのnoteで学んだことでした。ありがとうございました。そんなところに土足で踏み入るような真似をして本当にすみません。
Pカップ頑張るのコミュニティがあって、周回中はそこのVCに入ってたり入ってなかったりしました。同じ道を歩いてくれる人がいると気が紛れるから本当にありがたかった。今回はあまり話題を提供しなかったので次はもう少し恩返ししたいところ。
彼らは強すぎるので「WINGってどう負けるんだっけ?」というようなことを話していたが、私は勝ちたくても流行と敵のパーフェクトの調子次第で普通に負けるからバッキャローと思っていた。
そんなこんなで初日が終わった。
ガタガタの編成にしてはいいじゃん。と自分を褒める。アイドルも褒める。
アイドルを褒める、が緩い温度感の私にはけっこう効果があった。
初日は余裕があり、お祭りのワクワク感やVCの手助けもあってマイペースに走れた。楽しいとすら思っていた。
さて、ラスボスの前にたどり着きました。
え!?
唐突なメトロイドだ。っていうか急じゃない? ラスボスの前です。
これには理由があって、よかったらメトロイドドレッドの発売日(10/8)とPカップの開始日(10/12)を見比べてみてください。
ここに4日差がある。
察しがいい人は気付いていますよね。シャニマスをしてる人はなんかみんな察しがいいのでこれ以上説明はしません。
アイテムも集めきっちゃった。
ラスボス戦が始まりました。ちなみに エレベーター 〜 ラスボス戦 の間にメトロイドシリーズのお話においてすごく大事な一幕があった。
それはいいんだけど……。
このボス、速い。
えっ……。
強いな。
ウソだろってぐらい強い。歌姫の凛世ぐらい火力が高い。目にも止まらぬ3.5倍ファストアピールを主人公サムスに繰り出してくる。審査員じゃねえんだぞ。
モーションがカッコいい。
それでもこちらはアイテム100% 。HPの優位がある。
身軽に戦います。
カッコい〜。
痛撃をもらいつつも……。
こちらも銀河最強のバウンティハンター。
一瞬の隙を見てボスを吹き飛ばすサムス。
ムービーが挟まる。マントとか装飾が剥げ、無骨な風貌になった。と思っていたら……。
翼が生えた。
飛ぶのは予想外だったけど第二形態自体は予想できたこと。戦闘を再開するんだけど、これに苦戦する。
さっきまでとは違い、空にいるため高さを考えなければいけない。それが戦いを様変わりさせた。ミサイル、突進攻撃、ビーム等々、縦に横に多彩な攻めを避けきるのが難しい。
一度避けても……。
避けた何倍も被弾してしまう。
あっけなくゲームオーバーを迎えてしまった。
う〜ん。一段階目とは違い攻撃のクセはそんなにだけど、全く攻撃パターンが違うから慣れが必要そう……。
頭に限界を感じたので今日のメトロイドはここまで。
忘れているかもしれませんがPカップの記事です。
3.2〜5日目
起きてまず確認するのが走ってるアイドルのランキング。パイが小さい1〜10位のプラチナ狙いとは違い金狙いは11〜100位。順位もファン数にも余裕はあるが、今日どれぐらいサボれるかの指標になるのだ。
一見ただの手抜きに見えるが、いや実際それで間違いないのだが、金狙いにとってはけっこう大事だと思う。走るのを決めたとはいえ無限のモチベーションなどない。どこかで頑張りすぎて燃え尽きたらたいへんだ。
プラチナや色段とは違い、下のほうの金狙いにとってのPカップは思ったより全てではないからどうやって生活しつつどうやって走り続けるかを考えなければいけない。
お気づきだろうが、メトロイドもモチベーションを持続させる策の一環なのである。決して都合良い理由が転がってたからこじつけたわけではない。
そうしてリフレ3時間貫通睡眠をかまし、お昼から2日目のランニングを開始した。不真面目なので期間中の学校は休むことにした。思い返せばそれほどでもないのに……。
予想していたより好調だ。昨晩の興奮がまだ持続していた。Youtubeを見ながら時速を追い求めるでもなくだらだらと歌姫周回を続けてそのまま夜、夕食を食べた。
Pカップ中の食事についてだけど、多くの人間は美味しいものを食べると幸せになれるので、それに当てはまる人は美味しいものを食べるとよいです。分厚い牛の肉とか。
ただし、本当に速さを求める人は栄養と食べやすさを兼ね備えた食糧をたくさん用意していた。流行っていたのはガッツギアらしい。
クーリッシュみたいな容器に入ったゼリー状の食べ物ってたまに食べる分にはなんだか気分がいいよね。風邪ひいてるとき以外。
中には調理したささみを冷凍されている方もいた。食べやすいし美味しいし確かにいいな。でもアップルパイを作ってる人もいた。余裕がある。
Pカップしながらアップルパイを作れるのはなんとなくかっこいい。アイドルに一筋打ち込まなければいけないPカップを走りながらアップルパイ焼ける余裕がある人って多面的に見えて魅力的だ。
ふつ〜の夕食を終え、椅子に付く。使っているのはAmazonで比較的安くて評価が高いゲーミングチェア。青色。この前ザクレイ選手の配信を見たらおんなじやつを使っていた。
ザクレイ選手とはスマブラがすごくうまい日本人の世界的なプロプレイヤー。何のキャラを使っても上手で人間性能が高いと言われる今年19歳の若きホープ。
序盤は押されつつも相手の行動の分析に徹し、終盤戦で相手を手玉に取って一転優位を掴み取る戦い方には華がある。負けたら敗退、プレッシャーが掛かる状況で強敵を相手に勝ちを重ねる様は芸術的(格ゲーWikiより)。
能力系の漫画の説明文?
ザクレイ選手が世界大会で優勝する動画はぜひ見てほしい。すごくドラマチックだ。
動画終盤の決勝試合で観客席にいるタンクトップ男の動きが面白い。試合内容が良すぎてめちゃくちゃ興奮してるんだろうな。なんの話だ。
ザクレイ選手の話は今どうでもよく、やりたかったのは椅子に着いた私の話である。
見える……!
見えるぞ……!
何がって、当然レイブンビークの攻撃の話である(このボスの名前)。
時間でいうと日が変わる前。個人的に一番頭が働くタイミングだった。慣れてみると単調な攻撃だったというのもかなりある。時間を置いて冷静になったのだ。
ほぼほぼノーダメで翼レイブンビークを下す。
ダメージが蓄積したのか、片翼がもげた。
えっ!?
邪魔だと思ったのだろうか。なんと残った右翼を自らもいでしまった。ふかふかしてる。痛くないの? ていうか替えが効くものなの? 大丈夫?
心配している場合ではない。第三形態が迫る。
地に落ちたレイブンビークの、第三形態の攻撃パターンは第一形態とよく似ている。
慣れたものだ。メレーカウンターを決める。
攻撃のチャンス。これでレイブンビークはかなりの痛手を負ったはずだ。
これが最終形態に間違いなさそうだ。第一形態で纏っていたオーラみたいな防御幕が展開されていないし、新たな攻撃パターンが増えた。
強い。対応にも苦心したが、けっこういける。
相手の攻撃を見切った瞬間。このときが気持ちよくてアクションゲームしてるな。Pカップしろ。
カッコいい。
メトロイドドレッドでは一部のムービーシーンでも敵に攻撃できるのだが、これの臨場感と没入感がすごい。スタイリッシュなムービーを操作できることで、無敵の戦士サムス・アランになったような気がする。PS4持ってないしマーベルも通ってないけどスパイダーマンやりたくなってきた。
完全勝利。レイブンビークの膝を地に付けた。
※ここからめちゃくちゃすごいシーンだったんですが、シナリオ上一番大事なネタバレだったためさすがに配慮して私の反応をお伝えします。結果ウザくなったので飛ばしてもらって構いません。
……! いけるのか……!?
……あっ……。ああ〜っ! サムス……!
あっ……あ〜!!!!!! え〜っ!?!?!?!?!?!?!?!?
えっ、そ、それってそういうコト〜!??!?!?!?!?
………………………………。
イギリスの工場で働くおじさんも「イイネ!」と言っています。すごくよかったです。
なんやかんやあって鳥頭のデカい怪物が登場しました。顔の下にダサいゴシック体の字幕を打ってTwitterで汎用性のある画像にしたいな。
全てのPの魂の叫びになっちゃった。
なんやかんやがあって一瞬で倒しました。
そしたら、諸事情があって星が爆発するらしい。スターシップに戻れ! 猶予は3分だ!!
無茶苦茶すぎる。ラスボス後の急なタイムリミットと爆発はメトロイドシリーズの華。
まあいけるでしょう。こういうのは焦らせておいて、大体たっぷり猶予が用意されてるものです。悲しい年の取り方をしたかもな。
そのはずなんだけど……。
あぶね〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!!!!!!!!!!!
残り2秒だった。道に迷ってた。舐めてた。ごめんなさい……。
ジョイコンの震え方がすごい。机に置いたらタップダンス踊りそう。
脱出成功。
爆発は最高だぜ。
メトロイドドレッド、面白いゲームだった……。プレイ中に中だるみするシーンが一切なくて、ストレスとカタルシスのバランスが最初から最後までよくできてる。さすが任天堂、って気分になった。
ラスボスをなんとなく知ってる程度で良さが褪せるゲームではないです。ぜひプレイしてみてください。
面白すぎて2日目でもうクリアしちゃった。
3日目。
どうでもいいけど適当に拾ってきたフリー画像で二枚も鼻ピアスが入り込むことってある? 海の向こうには鼻ピアスが一般的なスポットがあるのだろうか。
3日目はピークだったと言っていい。イルミネの三人が歌う『シャイノグラフィ』を聴いた。
曲中、真乃がソロで「君が見るこの背中に 翼が見えるように」と歌うのだ。
うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
そんなもん頑張るしかない。真乃への愛おしさが募った無敵のオタク・アーマー状態で3日目を駆け抜けた。
ところで、察しがいいプロデューサー諸兄はもうお気づきかもしれない。
一度ピークを迎えたら、以降はもう落ちるしかないのだ。
4日目・5日目。
しんどい……。
元々覚悟が薄ければ特筆できる根気もないような野郎である。だましだましやっていたらこうなるのは決まっていたようなものだ。睡眠は余裕でリフレを貫通するわ昼寝するわでひどいものだった。
編成の弱さもモチベーションを削る。
今のPカップで真乃の主流は四月頭に開催された限定ガシャの笛真乃(持ってる人が羨ましすぎて「笛真乃」の名前を見るだけで嫉妬する)。
今年の五月末にシャニマスを始めた私はこれを持っていなかった。
【ソラを跳ね】では他と比べて時速が出ない。サポートの凸も進んでいない。pSSRコミュのタイトルがめっちゃいいというのをアイデンティティに走っていた。ソラを跳ね、コミュがマジでいいです。
土日の社会人の追い上げから突き上げられるように、なんとか80位〜90位にとどまり続ける。
一方でメトロイドドレッドのクリアデータが2つ増えていた。
メトロイドシリーズの真の良さは周回がしやすいゲーム性にあると言っても過言ではない。慣れると一周がとても短くなる。周回を前提とした造りになっているのだ。この頃私のPカップモチベは下がりに下がり、一方でメトロイドドレッドの腕前はメキメキ上達し、WINGを5周する時間とメトロイド一周の時間が同じぐらいになっていた。
慣れると死ぬことがないので三つ目のデータではセーブの時間すら厭った結果、クリアデータの再開地点がゲーム中盤になっていた。ラスボスを倒すと直前のセーブに戻るのだ。最後のセーブが中盤だったのである。
そうしてだらだらだらだらと、一番悪い状態で最終日にたどり着いた。ていうか徹夜で突入した。
4. 最終日
日が変わる頃にはコミュニティのVCに入っていた。上位層の勢いにめちゃくちゃ便乗することでとにかく走り切ろうという算段である。
ボロボロの自分を抱き抱えて、それでも真乃のプロデュースを貫く……。それだけが自分を救うし真乃のためになるとそのときは信じていたがどうみても疲れて自分に酔っていただけである。というかそれほどの順位ではない。90位台を落ちないようにうろちょろしていた。
そうしてでも自分の五日間を無駄にはできまいと、真乃ランキング105位ぐらいまでを見て思っていた。上を見る余裕とか全然なかった。
深夜帯になると周りが寝始め、順位が上がっていくようになる。やはり無様でも意地をはらねばいけないタイミングはあるのだ。そう思うだろう?
イギリスの老紳士も背中でそうだと言っています。終盤はもはや森羅万象に感謝していた。情緒不安定すぎる。
その勢いのまま迎えた10月18日の正午、私には長かったPカップが終了した。
リザルト。1億5000万人と少しのファン数で順位は90位に収まった。
5. あとがきと3.5周年Pカップの閉幕に寄せて
かなり無様を晒したが、真乃金を取れてこの結果に満足している。
Pカップの負の面ばかりを晒してしまった気がするが、悪いのはPカップではなく間違いなく私である。
Pカップを走ると得られるものは案外大きい。何十時間も担当のアイドルと向き合うことで見えてくるアイドルの一面。
ドラマチックなストーリーではない。私が生きる日々の延長線上にいる、一人の人間として真乃がどういう人なのか。
何を大切に生きて、その目にどんな世界が映っていて、美味しいごはんを食べるとどういう顔をするのか。どういうふうに人のことを想うのか。
まだシャニマス歴が浅い私にとって、Pカップを通して担当を自分のすぐ近くに感じ、わずかでも理解できたのはとても意義があることだった。絶対人には勧めないけど。
順位に関係なくPカップ走者の皆様は本当にお疲れさまでした。走るという決断そのものに意味があったと私は思います。その中でもプラチナとか10位台に入るような努力をしていた人のことをマジで尊敬します。おめでとうございます!
Twitterやpixivでシャニマスの二次創作を書いています。どれも3、4分で読めて、濃い解釈というよりはお話の行間のような文章を心がけているのである程度読みやすいと思います。新しいほど面白い気がする。読んでくれたら嬉しいです。
そんなわけで、言いたいことが伝わったと思うのでここでこの記事を締めます。
ぜひメトロイドドレッドをプレイしてみてください。
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