【ミニバス】スタートしてから人数が揃わず奮闘する様子
ゼロケンです。今回は何とかスタート出来たミニバスも全くうまくいかない状況でどうにかもがいていく様子をお伝えしていきたいと思います。
同じように現在人数の少ない状況のコーチやチームの励みになればこの上ない歓びです。
0から1ぐらいの段階
なんとかチームも起こし活動しましたが今現在が10だとしたらまだまだ1ぐらいの段階です。
初めは勢いよく10人ほどの男女がバスケット教室に申し込み練習に来てくれました。男女混ざってですからいきなり大会に出れるような状態ではありません。
これは当たり前に覚悟していたものなので想定の範囲内です。
集まった子供たちの状況
練習は週2月に8回。月毎で申し込みを管理しているような形でした。今考えたらスクールですね。
子供そのものがバスケをやってみたいという一番前向きなパターンの子。
別のチームでミニバスやっているも更なる練習の場を求めて申し込む子。
親がバスケをやっていて今まで街にミニバスが無かったとことでこれはと申し込んでくれた子。
部活動を始める前に何か身体を動かせてるものがないかと思いほぼ連れてこられた子。
色んなきっかけを持った子がいましたがこれも全く想定内です。
初心者のシュート(ミニバス)
スタート当初は大人用のゴールですからシュートが全く入りません。以前も紹介しましたが使用の体育館は大人用のゴールだけです。
シューフォームも無理やりですからぐちゃぐちゃになります。
初心者の子がシュートを届かせために行うシュートフォームはほぼ100%下からののアンダーハンドになりますね。スラムダンクの桜木花道のフリースローですね。
マンガ:スラムダンクより
もしくはツーハンドでバンザーイみたいなシュート。
たまに何かで見たのかワンハンドのシュートを行ってみるもあくまでイメージの世界でフォームはぐちゃぐちゃ。
それを教えていくのがコーチですからそれ自体はまったく問題がありませんが。さすがにリングが高くて届かない。
ミニバスの練習は一丁前に一通り
練習内容はジョギングをして体を温めてから体操、ドリブル、パス、シュート最後にゲームというような流れ。
私だって経験者ですから簡単なものですが一通りのものは当然やります。
入れ替わりの激しいブラック企業?
教室は一か月単位の申し込みで気が付くと人が減っていきます。
頑張る選手とそうでない選手。目的がバラバラのため熱を入れて毎回来てくれる子は来てくれるのですがいつまでたっても練習試合にもなりません。
当然入ってくる子もいますがまたその子達も長く続かないというような状態が3年は続いたと思います。
自分で自分を褒めます。よく耐えた。君は超ド M。
週2の練習で選手は
子供達ですが週2回月8回の練習ではなかなか上手くなれませんね。日頃別で水泳をしている子。卓球をしている子などいましたがその子達はさすがに体力はありました。
ただバスケとしてはのレベルは中々上がってきません。仕方がありません。
練習試合を男女混じってでもやってみようと自分の後輩のチームに無理言ってお願いして(半分脅して?)やらせてもらったのですが子供達そのものも練習試合が初めて。
連れてきている親もテンションはバラバラ。
その日は別の用事があると断られたり、はずかしいとか。
逆に是非行ってみたいという子もいましたがチームとして気持ちのベクトルも同じ方向には向きません。
当然試合は何もできない100対0のような状態で4クォーターになると相手のチームも自分のチームの初心者の低学年の子たちを出し始め。
その子たちに対してなんとか一本、二本シュートを決めるというような光景です。
仕方がないのですがコーチとしては精神的にダメージの残る点差ですよね。
親もそうでしょうし子供達が一番ダメージだったと思いますが。
最終的にはコーチの力不足です。
少しばかりの転機
このような状況を少しでも変えたいと思っていたのですがこれが3年ほど続いてしまったのです。
しかし数年経ったある時に少しばかり転機となるような事が起きてきました。
同じ地区で交流のあったチームが人数不足のため単独で大会に参加できなくなり、うちのチームと一緒になって大会に参加してみないかという話が出てきました。
二つのチームが合流しても10人に満たなかったのですが5人以上にはなり大会にもオープン参加(交流参加)できるということで1年間一緒に活動することになりました。
今一度言います。3年経ってようやくです!
とはいっても平日の練習の送迎は不可能。当方は相変わらず週2の活動のため土曜日日曜日の週末を使って合同練習。
機を見ては練習試合になりました。
練習試合と言っても年に数回でしたが大会に関しては2ヶ月に1回ほどありましたので今までのペースからは考えられない夢のようねペースです。
他は当たり前にやっていたのですからそもそも違いがあったと今になると思うのですが。
いざ試合!!
一緒になったチームの子達のレベルもそれほどではなかったので、力を合わせて頑張ってもやはりゲームは大差がついてしまいます。
私が今でも後悔しているのはコーチングスキルのない時期だったこともあり失敗したことをいつも選手に問い詰めてしまっていたことです。
結果が出ないのは全てコーチの責任なのにそれを子供に押し付けたような状態にしてしまっていて振り返ってみると本当にダメダメなコーチだったと反省しています。
時間は巻き戻すことはできません。
今の選手たちにはそういったことがないように意識しながら指導に取り組んでいます 。
私の姪っ子もこの合同チームで頑張っていたのですが、その時期は実家に帰っても完全無視の状態でした。
それぐらいコーチと選手の間に距離があったわけです。
その後ですが今では気さくに会話をするような中に戻っていますのでご安心ください。
負けても大会を経験する恩恵
結果だけ見ると負けばかりの期間だったのですが、大会に出ることで子供達も何より親たちのバスケットに向き合う姿勢が少しずつ変わってきました。
自分のチームのこともそうですが対戦相手の様子などを見る機会が増えてきてバスケットってこういう風にやっていくんだというような意識が芽生え始めた時期だと思います。
小さいですがこういったものが次の飛躍へのチームレガシィとなっていきました。
一緒に頑張ってくれた合同チームの子達本当にありがとう。
最後に
今回はここまでです。この後も数年は公式試合に参加できないわけですがその様子はまた改めてお伝えさせてもらいます。
結果が思うように出ない時は辛い日々も続きますが成功するだけが経験じゃない。
失敗だって同じ経験。頑張る子供たちのキラキラした瞳は昔も今も何も変わりありません。
ただ結果を出すまで耐え忍んでいくのは覚悟が必要ですね。
ただ覚悟さえあれば大丈夫なのです。私にだって出来たのですから。今回はここまでです。
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