クラウドファンディングはチーム作りだった
TCS認定コーチのウスイです。
わけあって、今クラウドファンディングのサイトを見ています。
クラファンって、いわゆる販売型のビジネスと違って、商品なりイベントなりを立ち上げるための資金集めが表の目的ですよね。
いかに支援を得られるかが勝負になるわけですが、見ていて思うのは、ビジネスもだけど、クラファンも明確に「チーム作り」であり、肝は「コミュニケーション」だということ。
なぜなら、「支援を集める」とは、支援してもらう人との間に、何かしらの目的をすり合わせる必要があるから。
それが魅力的であればあるほど、支援の輪は広がり、クラファンで実現したい夢でつながっているからです。
たとえばこれ。
ありそうでなかった、ビア缶を全部開けられる商品。
目標を7000%も超えているモンスタープロジェクトになっています。
このプロジェクトは、単純に気持ちよくビールを飲める、というのはもちろんあるけれど、「コミュニケーションづくり」に訴えているのがうまいと思いました。
・同じ時間を楽しく共有できる
という、同じ目的に向き合っていることが勝因なんじゃないかと思うのです。
自分たちが「作りたい!」一辺倒ではなくて、支援者とコミュニケーションをとって、今みたいな状況だからこそ、明るく時間を創れるような何かを作りたい。
そういう夢・目的が支援者と一致しているなと。
おそらく、ニーズがあるということだし、このサイトをこのまま販売サイトに移植するだけでも売れるんでしょうね。
そう考えてみると、クラファンにおいて一番重要なことは、いかにして支援者を巻き込んだ「チーム」にできるか、なのだと思います。
・支援を募る人たちの間のコミュニケーションが一枚岩であること
・支援者とのコミュニケーションが取れていること
この2つがちゃんと一致している。
僕が冒頭で「表の目的は資金集め」と言ったのは、裏の目的があるから。
すなわち、「裏の」というより、成功に導くための真の目的は、「チームを作ること」にあるんだなと。
チームであれば、お互いを応援しあうじゃないですか。
物理的にも、心理的にも。
だから、大きなうねりになって、商品が世の中に出ていく。
もちろん、プロモーションだってきっと上手かったんだと思います。
サイトに掲載していればいいか、というものでもないので。
いや、うまかったというよりも、プロジェクト立ち上げのもっと前から、ビジネスでもプライベートでもコミュニケーションを取れる人たちだったんだろうなと。
だから、応援してもらうことができ、チームを大きくできた。
実際のところはもちろんわからないですが、僕がこのサイトや、他の上手くいっているプロジェクトを見ていて思ったことです。
今後も、引き続き研究はしていくので、こんな感じで「コーチング」の視点から考察をしてみたいと思います。
興味深い…
TCS認定コーチ。企業でがんばる主体的サラリーマンを応援する者です。