悩みという「矢」が私たちに深く刺さり

夢中になったことはなんですか。
寝食を忘れて没頭したことはありますか。
寝ても覚めても考えてしまうことはありますか。

それが「悩み」でなかったなら
それはあなたが心から望んだこと
なのかもしれません。

すぐに飽きてしまった。
やる前はワクワクしてたのに、やり始めたら熱がわかなかった。
やってみたら想像してたことと違った。

こんなこともあるかもしれません。

人というものは、どうやら。

心から望むことに対して最も高い能力を発揮するようです。

問題は「心から望むこと」というのが自分一人では見つかりにくいということです。

釈迦は
無量心に矢が刺さって、その矢の刺さった部分しか考えられなくなっているのが、私たちなのです。

と言いました。
もちろん釈迦は「苦を滅する」というゴールがありましたので、今私の言う話よりも、もっと崇高な考えであったわけですが。

「無量心」を「ゴール」と読み替えて見ると、とても面白いものが見えてきます。

私たちの心には「矢」が刺さっているんです。
そして、その矢が刺さった部分しか考えることが出来ない。

あなたが心から望むゴールは、この「矢」を抜かないと見えてきません。

自分も含めて、多くの人を見ていると
目指すものの根本が「悩み」にあることがあまりにも多いです。

お金が無いから、金持ちになりたい。
友達がいないから、仲間が沢山欲しい。
認められてこなかったから、偉くなりたい。

悩みという「矢」が私たちに深く刺さり、その「矢」が刺さった痛みをなんとか取り除こうと必死になってるんです。

自分一人で考えるゴールはどうしても限界があります。
その為にコーチが存在します。

コーチは「答え」を用意しません。
コーチは「教え」を提供しません。
コーチは「行動」を強要しません。

あくまでも行動するのは本人です。

でも、それは「他人ごと」として無責任にエラソーなことを言うわけではありません。

ゴールが決まった人というのは
本人にとってはごく自然でありながら
他人から見たらとんでもない力を発揮します。

そのような状態を生み出すのが
「ゴールが決まる」ということなのです。

自分一人ではその状態を生み出すことが難しいことを誰よりも良く知ってるからこそ。
その状態になれるように全力を尽くすことがコーチの仕事なんだと思ってます。

誰もが夢中になって生きている社会。
それは仕事かもしれません。
趣味かもしれません。
家族との時間かもしれません。

そんな社会を夢見ています。

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