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【大会報告】B.LEAGUE U15 CHALLENGE CUP2020 -成長と過程ー

こんにちは!アースフレンズ東京Z U15ヘッドコーチ岩井貞憲です。

B.LEAGUE U15 CHALLENGE CUP 2020が終了しました!

改めて多くのバスケLIVEでの観戦、SNSでの応援ありがとうございました!
ユースにも関わらず、本当に多くの方々に応援し頂き、素直に嬉しかったです。

試合内容は4分の3試合が10点以上のビハインドを追いかける形となりました。その内2試合はなんと勝ち切ることができて、1試合は惜しくも負けてしまいました。

スケジュール的にもとてもタフなゲームとなりました。

こうした経験は、僕含めて選手たちも初めての経験!
切磋琢磨できる相手、素晴らしい経験を通して、自分たちができたこと・成長できる課題が見つかった大会でした。

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結果や数値も大事かもしれません。勝利したり、トロフィーをもらえたら子どもたちも、保護者の方々、ファンの方々も嬉しいかもしれません。

ただ僕たちは結果や勝利を超えて、なにを目的として活動をしているのか。
今回の記事では改めてお伝えできればと思います!

評価の軸は結果?それとも別のなにか?

勝利と成長の2軸で考えた時、どちらにウェイトを置いたほうがいいのか?目的がどのようにあって、そのために手段をどのように使うのか。

バスケットボールの競技を向上させる上で、勝敗というのは重要だと考えています。勝つ工夫は常に続けます。負けるための準備はしないし、勝つ工夫を常に考え続けよう、と話をしています。

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ただ勝利することだけにウェイトを置くと、選手の成長という側面を失う可能性があります。
例えば東京ZU15は毎年大きい選手がいますが、彼らをゴール下に注力させインサイドバスケットを展開すれば間違いなく勝利できる確率は上がります。

*なぜそれをしないのか?はこちらをご覧ください!

また結果や数値にこだわりすぎると
プレーにリスクを背負わなくなるし、新しいチャレンジも避けるようになってしまいます。

彼らの成長を最大化させるバスケットボールは他にあるのではないか?と日々、試行錯誤しています。

もちろんバスケットボールは考えるスポーツになるので、なんとなくプレーをしてミスにつながってしまうのものいけない。チームとして、各個人の基準を明確にしてプレーさせてあげることが大事だと考えます。

ミスと失敗の意味を定義して、選手たちに伝えてあげる。
ありきたりな言葉こそ、意味をもたせて伝えてあげるようにしています。

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試合の中で適切な失敗、チャレンジをたくさん行えるようにしていくことが大事になります!

評価の軸は「過程」と「成長」

目的は選手たちを次のステージに向けて、またプロのカテゴリーに選手を輩出することが目的となった場合、その先を見据えての「過程」「成長」というのが重要になってくると考えています。

大会の実績、試合の勝敗とスコア、スタッツも、また戦術やベンチワークも成長ための手段でしかありません。目的にはなりえない。

20点差で勝っていても、負けていても1分1秒、1ポゼッションずつ成長できる機会は数多くあるということ。その積み重ねに勝敗がついてくるのかなと。

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前置きが長くなりましたが、東京Zユースはこの大会を通して
「結果」よりも「僕たちがどのようにプレーしているのか」また「どのように成長できているのか」にフォーカスして評価をするようにしています。

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今から未来に向けて、眼前にある課題をどう改善していくのか?
未来から今に向けて、将来必要なことをどのように取り組んでいくのか?

日々の練習、試合映像を振り返り
「どのようにプレーしていたのか?」「どのように成長できているのか?」を評価していきます。そこで初めてこの大会での成果が図れると考えています。

各選手の課題や評価の仕方というのも個別化されるものだと考えています。選手とコミュニケーションを取りながらまた練習に取り組んでまいります。

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成長はうまくいくとだけではない、うまくいかないことも立ち止まってしまうことも、また成長だと考えています。

課題を改善すること、日々の練習において全力を尽くすことを大切にしていきます。一日一日をしっかり積み重ねていきます。

試合映像

11月22日(日)エキシビションゲーム 東京Z U15 VS 広尾学園


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