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【メディア】BASKETBALL DINER-育成年代を語ろう- 藤岡コーチとの対談を終えて

こんにちは!アースフレンズ東京ZU15ヘッドコーチの岩井貞憲です。

現在、様々なメディアに取り上げて頂きユースの活動を紹介してもらっています!ありがとうございますm(_ _)m

今回は先日行ったBASKETBALL DINERさんの企画において千葉英和高校 藤岡麻菜美コーチとの対談内容について自分なりの気付きをまとめてみました!

興味がある方は下記動画をラジオ感覚でぜひ聞いてみてください!

藤岡コーチは言わずと知れたスーパースターだった選手ですね。
同じ千葉出身ということでミニバス時代から知ってる方でした!

藤岡麻菜美コーチ 経歴
- 中山MBC→市川四中
- 千葉英和高校 *U18アジア選手権選出 準優勝
- 筑波大学 *2015年ユニバーシアード日本代表選出 4位
- JX(現ENEOS)
- 2020年5月29日 現役引退を発表
- 千葉英和高校 アシスタントコーチ

今シーズンから母校の千葉英和高校でアシスタントコーチに就任しコーチ活動をされています。

藤岡コーチは千葉英和高校でウィンターカップに出場、僕たちアースフレンズ東京ZU15はJrウィンターカップに出場するということで対談企画の機会を頂きました!

バスケットLIVEでウィンターカップ&Jrウィンターカップは全試合放送されますのでぜひご覧になってください!

対談をしながら藤岡コーチの話しを聞いていく中で「自らで考えることの必要性」というのが改めて重要だと認識した機会でした。

自らも現役のときにクリエイティブなプレーを表現していた選手なだけにとても説得力がありました。対談の会話を踏まえながら「自らで考えること」について自分なりにまとめていきます。

[WHY]なぜ考えることが重要なのか?

バスケットボールというスポーツはオープンスキルというカテゴリーに分類され、相手を見て判断してプレーする要素が大きく含まれます。
*体操や陸上・水泳はクローズドスキルに分類されています。

そのため常に考え続けることが要求されるスポーツでもあります。

また練習においてコーチが全てのケースを選手たちに伝えることは難しいなかで、試合の様々な状況に応じて自らでプレーを判断して、目的を達成するということが求められていきます。

そのため瞬時に自らが考えて判断するというのがとても重要になります。

藤岡コーチの対談の中で

「指導者が考えてること=答えになるのは少し違うのかなと、指導者の考え+選手の考え=新しい考えを一緒に創っていきたい」

コーチが上の立ち位置ではなく、同じ立ち位置にいながらコミュニケーションを取ることにより選手たちも自然と考えるようになっていく。

「選手たちが自分たちで考えたプレーが成功したときのほうが嬉しいと思うので!」

コーチに言われたことはベース(0)であり、ゴール(100)ではないのかもしれません。バスケットボールだけでなく、自らが考えて決定していくというのは人生においても大事なことかもしれません。

[WHAT]考えるとはなにか?

考えるとはなにか?と思い浮かべると「思考の整理学」外山滋比古の内容を思い出します。

グライダーと飛行機
最初に知識を詰め込むだけでは考える力は養われないと、また学校をグライダー人間の訓練所と面白い切り口からスタートする著書になります。

ここでいうグライダーとは受動的に知識を得る能力。
逆に自らものごとを発明・発見していく能力を飛行機と紹介しています。

グライダーというのは外力によって飛ぶことができるもの、飛行機は自力にで飛ぶことができるものとして例えています。

ただ知識が0の状態では、何を掛け算しても0のままです。そうなると生産性がなくなってしまうのでこのグライダー型学習というのも重要です。

教えなさすぎが考える力を奪う可能性があるということ。
この書籍ではグライダー兼飛行機になるにはどうしたらいいかを考えている本になります。

書籍には知識の発酵・忘却、情報のメタ化、しゃべる、これからの時代において創造的思考の必要性など面白い例えを踏まえて書籍が進んでまいります。もしよかったらぜひ!

考えるとはなにか?
考えるという言葉を定義すると改めて難しい...
ここはまだ考えさせてください...いま現段階で思いつくことです。

正解を求めないこと
正しいか間違いかで判断しないこと

藤岡コーチの対談の中にも

「(高校を最初見たとき)声も全くでなかったので厳しく伝えたこともあったけど、ただ自分の基準で自分の都合のいいチームを作ろうとしてるのではないか?」

指導者側が正解を求めるわけでもなく、正しさを求めるわけでもなく

選手がどのようになりたいのか?を指導者側が考えてあげることが
選手の考える力を養う一助になるのかもしれません。

[HOW]どのようにして考えられるようになるのか?

選択肢と決定権
前述したように何も知らない状態は生産性がない状態に陥りやすいので、選手の考える能力に合わせてコーチ側がコーチングを変化させることが大事かもしれません。

選択肢と決定権をコーチと選手がどちらに主導権を持った状態にするかが重要です。徐々に選手に考えてもらう振り幅を多くし自身で決定をしてもらう。またそれらの行動がどうだっかを振り返り、また改善策を一緒に考えていく。

一つ参考にしているのが「スポーツ型PMモデル」になります。

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参考:https://boutakachannel.amebaownd.com/posts/3537676/

こちらの理論を参考に過去このように整理してたことがあります。
徐々に選手に委ねていくという形になります。またこれらがループしていく形になると考えています。

20200509_個人技術の磨き方.001

20200509_個人技術の磨き方.002

正解のない答え
必ずしも教えることが考える力を養わないものではないし、教えすぎないことが考える力を養わせてくれるものでもない。人と人が行うことになるのでバランスが大事になるのかなと。

藤岡コーチとの対談の中ででてきた選手との1on1ミーティングと傾聴。
選手とのコミュニケーションをしながら正解のない答えを探していく。そんな積み重ねが最終的には考える選手たちの考える力を養うのではないか?

とnoteを書きながら自らが考えています...とりとめのない終わり方になりますが誰かの思考をきっかけに色々自分の考えも整理していきたいと思います。

ウィンターカップ&Jr.ウィンターカップ

ぜひ応援よろしくお願いします!

12月23日(水)12:20- 千葉英和高校 VS 県立中津北

1月4日(月)12:30- アースフレンズ東京ZU15 VS 九谷中学校


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