やりたいことをやるのは見切り発車でいい理由を解説するよ
こんにちは、コーチの中原です。
今日は、やりたいことをやるのは見切り発車でいい理由について解説していきます。
やりたいことがあるけどなかなかスタートが切れない、決心がつかない、と悩んでいる人はぜひ最後までお付き合いください。
音声はこちらから⇩
チャレンジには準備が必要?
さて、本題の「やりたいことをやるには見切り発車でいい」という話ですが、聞いたことがあるでしょうか。
やりたいこととか、自分の夢、ゴールにチャレンジするには準備が欠かせません。
おそらく多くの人はそのように認識していると思います。
確かに準備は大切です。
ですが、
どこまで準備をするのか?
どこまで準備ができたら自分にゴーサインを出すのか?
というのは、なかなか難しい問題だと思うんです。
とくに自分の心からやりたいこととか、「これを仕事にして世の中に自分の好きなことで付加価値を提供できたら最高だよね!」と思えるような思い入れの強いチャレンジほど悩むものです。
今日はその答えをズバリお伝えします。
大きなチャレンジほど準備は最小限でいい
その答えというのは、このテーマのように「見切り発車でいいですよ」ということなんです。
具体的なチャレンジにもよりますが、なんで見切り発車でいいかというと、
コーチング理論においてはゴールが先だよ
ゴール設定さえできていればいいよ(ゴールといくつかのサブゴール)
やり方はゴールに向かう過程の中で見えてくるよ
さらに行動していく中で理想的な自分も見えてくるよ
だから心配しなくていいよ
ゴール設定したらガツガツ行動していればいいよ
ということなんです。
現状の外のゴール、今の自分ではちょっと届かないよね、無理だよねっていうようなゴールは、現状の中で見える情報をもとに考えてもしょうがないんです。
動きながら考え、自分のあり方や理想の自分を考えるのではなく、動きながら考えましょうという話なんです。
ですから
ゴールへの行動量
暗闇の中を進む力(成果が見えなくても進み続ける能力)
の2つがとても重要になります。
シンプルな理論ですが、実際に自分が思い入れのあることをやろうとすると、立ち止まってしまい、動けなくなり、その結果、チャレンジやゴールを諦めてしまう方が多いんです。
チャレンジは失敗を繰り返す必要があり、それに慣れていないと難しく感じるものです。
ちなみに私がオススメしているマインドセットは”恋は盲目”です。
ゴールに夢中になり、理性や常識の感度を下げる方法です。
「だったら出来そう!」という人は、この理論をそのまま実践してください。
必ず結果につながります。
一方で難しそう、できるか不安だという人はこのエピソードを参考にしてみて下さい。
「親になる夢」に準備は必要?
今日は理論的な説明ではなく、”親になる”という具体例をもとにお話したいと思います。
私は今、子育てをしていて、上の子が5歳、下の子が8ヶ月です。
子育ては非常に楽しいですが、上手くいかないことや大変なことも多いです。
いつ頃からかは忘れましたが、私は親になるというゴール(夢)がありました。
一人目の子どもが生まれたのは2019年5月2日でした。
出産は予定日より1ヶ月以上早く、急なものでした。
当時は平成から令和に変わる時期で、ワイドショーで令和ベビーと騒がれているのを妻と一緒に病室のテレビで観ていました。
さて、ここで考えたのは私が親になったのはいつかということなんです。
当たり前ですが、多くの方は「それは 2019年の5月2日でしょ」と考えます。
ですが実際は違います。
あくまで男性の意見ですが、大きく心が揺らぎ、何よりも嬉しく、感動したのは事実ですが、父親の実感が湧いたかといえば、湧いていません。
それはずっと後になってからです。
確かに親になったのは2019年の5月2日ですが、親としての実感も出来ることも現実に追いついていません。
おむつ交換やミルクはもちろん、最初は抱っこするのもかなり怖いですよね。
新しい環境で子どもに向き合う中で親になる
親になる瞬間を迎えても、まだ何も準備できていない状態でスタートし、その後にやりながら学んでいくことで、親としての自覚が芽生え、何も問題なくできるようになるのです。
これが見切り発車ということなんです。
例えば、今まで会社員でやってきて、好きなことで起業しようとする人が、会社を作るというゴールを立てたとします。
起業する場合も、事務的な手続きが決まったら、すぐに開業届けを出しに行き、そこから本気でやればいいのです。
走り出す前にその場でじっくり考えても、ほとんど意味がありません。
現状の外のゴールは、一歩動いた瞬間に見えてくるものなので、動かなければ見えてきません。
なので、この見切り発車が非常に大事(正解)なのです。
環境が新しい自分を作る
スタートを切ると一生懸命やるしかないですよね。
そこにはもう 一生懸命やらざるを得ない環境があります。
この環境が、僕らを本当の親にしたり、本当の起業家に変えてくれます。
その環境に合わせて 自分が適応することで、ありえないぐらいの急成長が可能になります。
急成長は結果的には嬉しいですが、本人からするとかなり過酷で大変です。
右も左も分からずヒーヒー言って、それが数週間続きます。
そして落ち着いて何とか形になってきたなと、余裕が出てきた頃に「親ってこんな感じなんだ…」っていう瞬間が訪れるわけです。
ですから、ハードだけど非常にありがたい環境なんですよ。
そこに如何に自分を早く突き落とすかっていう話なんですよね。
やりたいことがあるけど、なかなか準備ができない、スタートできないという方は、この理論とエピソードを思い出し、次の自分に必要なアクションを取ってほしいと思います。
ということで、今回は「やりたいことをやるには見切り発車でいい理由」について解説しました。
いかがでしたでしょうか。
ご自身のゴールに当てはめて考え、次のアクションを見極めていって下さい。
やりたいことはあるけどスタートするのはいつなのか、決心がつかない方は十中八九、そこでやるべきことはできていると思います。
なので、安心して新たな一歩を踏み出してほしいのです。
少しでも役に立ったと思った方は、スキとフォローもよろしくお願いします。