#今日の名詞化 Backcast と Forecast
物事をかみ砕いてお伝えする時と、ちょっとカッコつけてお伝えすべき時と
誰しもその勘所をお持ちだと思います。コーチである私もそうで。
個人の方のコーチングを行うときは、かみ砕いて
商談などのときは、カッコつけて
みたいな感じかな?と思いますがいかがでしょう。ちなみに得意なのは前者です(著書見ていただいたらわかりますよね)。
カッコつけて、という場合、手法としては「名詞化」するといい、というのがセオリーのひとつです。
人って、何かしらの名前がつくと安心します。これはしばしば登場する「わからないが怖い」から。
謎の病気は怖いけど、風邪という名前がつけばそうでもない、と思いませんか?
(風邪の概念がなければ、なぜか体が熱くなり、喉が痛くなり、鼻水が出て、咳が出て、覇気がなくなり、なんて状態は超こわいと思う)
で、ワタクシ本日覚えた言葉。
Backcast バックキャスト
Forecast フォアキャスト
なんじゃないな?と思った人、私もです。
中身はなんて事ありません。
Backcast バックキャスト
未来に目標を立てて(時期や数値など)、それに向かって行動を組み立てていく
Forecast フォアキャスト
目の前のことを一生懸命積み上げていく
ここでもよく出てくる、目的志向(バックキャスト)か否(フォアキャスト)かという話、ただそれだけ。
日本人は比較的バックキャストが合わないのでマネジメント大変、フォアキャストの方がみんなが無理せず最終的に成果が出る、
なんてこともよく書いているところ。
理想の姿を描かないといけないものはバックキャストで
相手のあること、自分だけで決められないことはフォアキャストで解決していく、と解釈できそうです。
後者は環境問題(よく出てくる例)とか企業再生とかでしょうか。
前者は天気予報(よく出てくる例)とか税収見込みからの税制設計とか
バックキャストは、メディア受けしそうな、大きい話になりそう。
それに比べて、フォアキャストは地味そう。でも確実そう。
そんな違いがありますね。
というところからも、
夢が大きい人はバックキャストで
現実的、堅実な人はフォアキャストで
コーチングを進めていくとよさそうです。というか、実際そうなっています。
(ひとりひとりに合わせたコーチングをしているので、全員やっていることは違うのです)
バックキャストとフォアキャスト
金融とかマーケティング、戦略なんかの人は使っている言葉ですか?
わたし、これからカッコつけるときはこの言葉を使おうと思います。えへん。
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