強くやさしく、器でっかく
本日5月9日、スイスでは祝日なんですよ。なんとなく調子が出ません。むむむ。
私は本でも書いたように、自分事と他人事を区別しましょうということを
よくよくよく、言っています。
どういうことか、簡単な例で言うと
自分のお店の売り上げが下がったのは
1.何か工夫ができるのではないか
2.景気が悪いからだ
1が自分事、2が他人事です。
物事を変化させるには物事を自分事として捉えるのが大事、他人事だと何もかわりませんよmというところまではどんなコーチも、コーチじゃなくても言うことだと思います。
私はこれに加えて、他人事の大切さも知ってもらいたいと思います。
つまり、余計な首を突っ込むことはやめましょう、ということです。
例えばこんなことです。
最近は認識されてきましたが
災害の時、自分が安全なところにいるとして災害の地にいる人々のことを考えるのは大切ですが
それによって心身の健康を損なってしまうほどならば
あなたは一旦、ニュースを見ないとか別のことをやるとか、しましょう。ということ。
残酷なようですが、いくら自分が願っても祈っても何もできないならば
せめて健康を保ちましょう、ということです。
これが総理大臣や知事などなら、できることはたくさんありますから
自分事として取り組む価値がありますよね。
そんなこんなで、自分の子供のこと、または親のこと
種々心配はあるでしょう。なかなか切り分けられない、自分事に傾いてしまう傾向があります。
そんな時の物差しとして「自分への影響」を考えてみることは一つの方法です。
たとえうまくいかなかったとしても、自分に影響がないならば勝手にすれば、というスタンス。
ちょっと冷たい? さらに考えるとこういうことになります。
たとえうまくいかなかったとしても、
自分が吸収してあげられるなら心配しなくても済むかもしれません。やきもき、もやもやもしなくて済むかも。
自分じゃなくても、それが社会や制度がクッションになってくれるなら、それでいいかもしれません。
それくらい、自分や社会がでっかいスポンジになれたら、無敵かもね。
コーチングの目的は、器をでっかくすること。それはつまり、強くやさしくなること。
強いって何?やさしいって何?ということを、考えるづけること。