【細野さんへ：44ページ目】「今の日々を続けることが、『自分の命』を本当に大切に扱っていると言えますか？」

前回細野さんが、セミってグロテスクなのに人間に慕われていて不思議って言ってましたが、確かに好かれる容姿ではないですね笑

個人的には、セミって「夏＝〇〇」のポジションを獲得していて、そこのアドバンテージがかなり大きいのかなぁなんて思っています笑

細野さんは海辺の夏を堪能してますかー？^^

では本題に。

「わたしは自分の目的と会社の目的の間で揺れてたんだなーというのが今回の気づきだったのですが、山崎さんは独立されてから、こんなふうに自分の目的と何かがぶつかることはありますか？」

＊＊＊

「独立してから」と括るならば、自分の目的と何かがぶつかることはありませんでした。

というより、ぶつかりそうなものが来た時に逃げていました。笑

独立直後、有難いことにいくつか仕事の打診を頂いたんですよね。

ただそれを全部断ったんです。

我がままに聞こえるかもしれないですが、徹底的に「自分の目的」に合う仕事だけをやると決めています。そうすると、ぶつかりません。笑

と、これだけだと薄っぺらいので会社員時代の話を。

最初の会社で人事をやっていた頃は、完全に「自分の目的」と「会社の目的」はズレていました。

そもそも「人事職＝就活に関わる仕事」だけで入社したので、そもそも小売りにも興味なかったし扱う商品への思い入れもありませんでした。

※言葉が過ぎるぞ。笑

とはいえ、内定先倒産後に拾ってもらった会社なのでもちろん頑張ったし、やりがいも色々なところで感じることが出来ました。

何より、自分が採用した子たちは可愛かった。

だけど「個人のキャリアを支援したい」僕と、「モノを通して顧客に喜びや感動を届けたい」会社の目的には大きなズレがあったんです。

ある日僕は思いました。

「あぁ、僕は自分のやりたいことがあるのに、他人（社長）の夢を手伝ってるんだなぁ」

自分で入社させておいてもらって失礼な話ですが、それでもその気持ちに嘘はつけませんでした。

なんとか融合させて、うまくやっていく「目的同士」もあると思います。

だけど、どうしても交わらないものもある。

それが交わらないままでいるのは、僕には無理だったんです。

結局、会社は２社経験しましたが、最終的には「誰かがつくった会社」にいては「ほんとうの自分の目的」を100%果たすことはできない、という結論に至りました。

自分が、すべての時間と行動をコントロールできる。

そんな状態に自分を置いて、はじめて自分の目的に正直に生きられるんだと、独立をして感じています。

もちろん、すべての人が「100%自分の目的にこだわったらいい」とは思いません。生活していくために、会社に所属し続ける方の優先順位が高い人もいると思います。

だけど、「どうしてもこだわりたい」っていう層が一定数いるんですよね。

そんな人は、とことんそこを追究するべきだよなと思ったりします。

「今の日々を続けることが、『自分の命』を本当に大切に扱っていると言えますか？」

今日は細野さんだけじゃなく、この文章を読んでくれているすべての人に問いかけてみました。

この問いは、独立前に僕がコーチングを受けながら自らに問い続けていたものです。

これに「ハッ」とした人は、少し掘り下げて考えてみてもいいかもしれないですね。

ということで、「自分の目的」と「会社の目的」についての、僕なりの考え方でした。

さて、前回の細野さんパートで「ようやく営業の役割を全うすることに腹落ちした」とありましたが、どんな変遷で腹落ちしたのか興味深いです！

ぜひ差し支えない範囲で教えてもらえたら嬉しいです^^

■20代営業女子と30代駆け出しコーチの交換日記
このマガジンは、研修会社で営業に励む20代女子（ネズミ年）と、最近独立したばかりの30代駆け出しコーチ（ネズミ年）が、世代の壁を越えて「仕事や会社やキャリア」について意見交換をする交換日記です。

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