
【細野さんへ:130ページ目】テクノロジーの発展で、より原始的な生き方に戻っていっているのかも
38歳になりました!
※画像も「38歳」に変更しました
前回お話した「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」の文脈、ちょっとだけご紹介しますね^^
この言葉は、レイモンド・チャンドラーという米国人作家の小説「プレイバック」に登場するフィリップ・マーロウという探偵のセリフです。
マーロウはいつもシビアに事実を求める探偵です。
ただ、この小説では「ある女性のため」に、明らかになった事実を見逃そうとします。そのとき、その女性は、
「あなたのようにしっかりした男がどうしてそんなにやさしくなれるの?」
とマーロウに聞くのですが、その問いに対する答えが前回ご紹介したセリフなんですね。
細野さんが感じたように、きっと誰かに強制するための言葉だったらかなり厳しい要求だと感じます。でもこのシーンで使われるこの言葉は、ジェントルさ感じさせますね。
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「生きていくための強さ」に対する細野さんの見解、素晴らしかったです!
細野さんの言う通り、「お金」はただのツールであって、もっというなら手段のひとつなんですよね。これも、これからの時代においては認識を深めていかないとなぁと感じました。
前回の投稿を読んで、数年前の「朝まで生テレビ」でホリエモンと落合陽一さんが議論していた内容を思い出しました。
「AI時代の生存戦略」みたいな話だったと思います。
ホリエモンから「これからの時代、富の再分配よりもコミュニケーションをとれる人を増やす方が重要かもしれない」という主張があって、その理由として「ちょっとしたコミュ力があればTwitterとかで『俺今日飯食えない誰か奢って』って言ったら誰か一人くらいは奢ってくれるんじゃないか」と。
これは小さな例えですが、今はクラウドファンディングとかもあるし、仮にお金を持っていなくても生きながらえていくための手段というのは格段に増えているんですよね。
さらに、フリーランスになって改めて感じたのは「仕事は人との繋がりを通じてやってくる」ということ。
僕自身、会社に居る時は「どの会社に雇われるか」という、いわゆる市場価値をもちろん意識していました。だけど働くことを考えたときに、「個人としてどう頼ってもらえるか」ということが生存戦略になってきているように感じます。
もちろんこれは依存的な考えではダメで、「何かあったら仕事くださいー」じゃなくて、「自分、こんなことできますけど必要だったらいつでも言ってくださいね」という自分をどう表現していくか、ということなんだと思います。
こんなことを考えていたら、きっと大昔はこうだったんだろうなと気づいてきました。お金が生まれる前は、物々交換だったんです。釣りが得意な人は魚を何かと交換したし、裁縫が得意な人は服を何かと交換した。
なんだか、テクノロジーの発展により、実は原始的な生活に戻っていっているんじゃないか、そんなことも頭によぎりました。
お金という無機質なツールに価値があった時代から、再び人間本来の特性にフォーカスされていく時代になっていくかもしれないですね。
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このマガジンは、研修会社で営業に励む20代女子(ネズミ年)と、最近独立したばかりの30代駆け出しコーチ(ネズミ年)が、世代の壁を越えて「仕事や会社やキャリア」について意見交換をする交換日記です。
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