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「怒り」は心の痛覚

「怒ってしまう自分が嫌になって、ただでさえ悪いことがあったのに自分を責めて落ち込んでしまう…」こんな負のスパイラルに陥ってしまってきました。

試行錯誤している中で、この本の視点が最も整合性が取れるヒントになりました。

『「怒り」がスーッと消える本―「対人関係療法」の精神科医が教える』水島広子 大和出版

私たちの身体には、自分を守るために備わった力がいろいろとあります。例えば、熱いものに触ると熱いと感じます。熱いと感じるので、手を引っ込めて危険を避けることができます。


「怒りを感じる=悪いこと」ではなく、怒りを感じることは、単に「何らかの対処が必要な問題がある」ことを教えてくれている


自分自身が何らかの被害を受けて、それに対する怒りの感情が湧いてくるのは当然のこと。怒りを感じる自分自身を責める必要は全くない。

(これまでは、怒りを感じることイコール悪い事だと思っていたけど、怒りに任せた行動までつなげてしまうことだけ問題視すれば良い。)


その場を離れてみて冷静に自分で考えたり、相談できる相手に話してみて、状況をニュートラルに見つめ直す。

具体的にどんな被害にあったのか、現実的にどんな対処ができるかを見つけていければ良い。

また、自分にとってどうでも良いことには怒りを感じないはずなので、怒りの感情を切り口に、改めて自分の大切にしたいことを考え直すことができる。


自分自身の心理や周囲の人との付き合い方を、工夫しながら少しずつ良くしていければ良いなあと思います。

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