MBTI比較〜INFJとINFPの違いとは?〜
こんにちは!
今日は「MBTI徹底比較シリーズ」第3弾。
今回は、「INFJ」と「INFP」の違いについて深堀りしてみたいと思います。
どちらも優しさと深い思いやりを持ち合わせた内向的なタイプで、似ているところが多いんです。でも、よく見てみると、意外な違いもたくさんありますよ。同じ「I(内向)」と「N(直感)」の組み合わせでも、他の要素が異なると全く異なる個性が生まれます。
この記事では、INFJとINFPの類似点と相違点、そして適職の違いについて一緒に見ていきましょう!
INFJとINFPの基本的な特徴
まず、INFJとINFP、それぞれの特徴について簡単にご紹介しましょう。
INFJは「提唱者」と呼ばれるタイプで、深い共感力と直感力を持ち合わせています。他者の感情や価値観に対して非常に敏感で、人々を理解し、サポートすることに喜びを感じます。INFJは、社会全体をより良くするためのビジョンを持ち、そのビジョンを実現するために粘り強く行動します。
周囲からは「思慮深く温かい人」として見られ、困っている人を助けたり、みんなのために動くことが自然にできるタイプです。
一方、INFPは「仲介者」と呼ばれ、理想を追求し、自分の内面的な価値観に強く根ざした生き方をするのが特徴です。INFPは非常に創造的で、自分自身の感情やアイデアに深く向き合うことが得意です。
彼らは他者の痛みや喜びに共感する力を持ちつつも、自分自身の感情や価値観に忠実でありたいと願います。INFPは周囲から「優しくて想像力豊かな人」という印象を持たれ、自由で柔軟な考え方が得意です。
この2つのタイプについてさらに詳しく知りたい方は、下記の記事もぜひ参考にお読みください。
INFJとINFPの類似点
それでは、INFJとINFPの共通点について見てみましょう。
どちらも内向的(I)で直感型(N)のタイプなので、内面の世界を大切にし、目に見えないアイデアやビジョンに強い関心を持っています。
どちらも自分の価値観に基づいた行動を大切にし、他者の感情に敏感です。
彼らは、周囲の人たちをサポートしたり、より良い世界を作ることに興味を持っており、「他者のために何かをしたい」という共通の願いを持っています。また、彼らは共感力に優れているため、他者の感情を敏感に察知し、相手に寄り添うことが自然にできるのです。これにより、どちらも他者から信頼されやすく、人間関係を深めるのが得意です。
例えば、INFJとINFPが一緒にボランティア活動に参加したとしましょう。
二人とも、困っている人たちを助けることに喜びを感じます。
INFJは「この活動がどのように社会全体に良い影響を与えるか」に焦点を当てて行動し、周囲の人々のニーズを考えながら組織的に動きます。
彼らは、全体の調和や長期的な影響を考慮し、計画的に行動することで、効率的かつ持続可能な支援を目指します。
一方、INFPは「目の前の一人ひとりの人にどのように寄り添えるか」を考えながら、感情的なつながりを大切にし、心からのサポートを提供しようとします。INFPは、一人ひとりの人に対して深い共感を示し、その人の気持ちに寄り添うことで、個々のニーズに応えることに注力します。
このように、INFJとINFPは共に他者のために動くことが好きですが、視点が少し異なります。INFJは社会全体の構造やプロセスを改善することに重きを置きますが、INFPは個人の内面的な幸福に焦点を当てています。
この違いが、彼らの行動や選択における微妙な違いを生んでいるのです。
INFJとINFPの相違点
次に、INFJとINFPの決定的な違いについて見ていきましょう。
INFJとINFPの違いは、主に決断のプロセスや物事の捉え方にあります。
INFJは非常に計画的で、直感と論理を組み合わせて物事を進めることが得意です。彼らは自分のビジョンを実現するために、具体的な計画を立てて行動することを好みます。例えば、INFJがプロジェクトを任された場合、まず全体像を把握し、目標に向けてのステップを明確にしていきます。
彼らは目標達成のために必要な要素を整理し、それに基づいて行動を進めるため、リーダーシップを発揮することが多いです。INFJは周囲の人々の感情にも敏感でありながらも、物事を効率的に進めることに重きを置くため、時には厳しい判断を下すこともあります。彼らは全体の流れを見据えた戦略的な計画を立て、実行に移す能力が優れており、その計画に基づいた行動によって成果を上げることに強い満足感を感じます。
また、INFJは他者に対して温かさを持ちながらも、物事を現実的に捉え、冷静に判断を下すことができるのが特徴です。
一方で、INFPは計画を立てることよりも、自分の内面的な感情や価値観に基づいて柔軟に対応することを重視します。INFPは状況が変化したり、自分の感情が変わった場合には、それに応じて行動を変えることをいとわないタイプです。例えば、INFPがプロジェクトを進める際には、目の前の状況や人々の反応に合わせて柔軟に対応し、常に「これが自分にとって本当に意味のあることか」を問い続けます。INFPは自身の価値観に忠実でありたいと強く思うため、効率よりも「心から納得できるかどうか」を重視する傾向があります。彼らは自分の直感を信じて行動することが多く、その時々の感情を大切にし、周囲との調和を図りながら進んでいきます。
INFPは状況に応じた柔軟な対応が得意であり、環境の変化に適応することで、新たな視点を得ることができるのが強みです。
また、彼らは他者の感情に敏感であるため、対人関係においても深い共感を持ちながら対応することができます。
また、意思決定のプロセスにも違いがあります。
INFJは、直感的な洞察力を活かして未来を見据えながらも、物事を整理し、論理的に決断を下します。
一方、INFPは、感情に基づいて決断を下すことが多く、特に幸福に関わることであれば、心から納得できる選択肢を選ぶことを重要視します。
この違いが、INFJとINFPがそれぞれの道を歩む際に、大きな影響を与えるのです。INFJは論理と直感を駆使して効率的に物事を進める一方で、INFPは感情と価値観を軸に柔軟に行動を変えていくことを大切にしています。
この違いが、それぞれの行動のスタイルやアプローチに大きな影響を与え、異なる方向性を持つ結果となるのです。
適職の違い
次に、INFJとINFPに向いている職業について見ていきます。
INFJは、その計画力と共感力を活かせる職業に向いています。例えば、カウンセラーや教師、ソーシャルワーカーなどが適しています。INFJは人々の感情を理解し、相手の成長をサポートすることに喜びを感じるため、人と深く関わりながらも組織的に働くことが求められる職業で力を発揮します。
また、彼らのビジョンを実現する能力を活かして、プロジェクトマネージャーや非営利団体のリーダー、コミュニティオーガナイザーなどとしても活躍することができます。INFJは自分の理想を実現し、社会に貢献することに強い使命感を持っているため、長期的なビジョンを持つ仕事にやりがいを感じます。また、INFJは教育コンサルタントや社会改革プロジェクトのリーダーとしても、その計画力と共感力を活かし、人々の生活を向上させるために働くことができます。彼らは他者の成長を支援することに大きな満足感を感じ、長期的に目標を持って努力することが得意です。
一方、INFPはその創造力と感受性を活かせる職業に向いています。例えば、作家やアーティスト、デザイナーなど、クリエイティブな職業が適しています。INFPは自分の内面的な世界を表現することに長けており、自分の感情や価値観を作品に込めることで他者にインスピレーションを与えることができます。また、心理カウンセラーやライフコーチとしても活躍することができます。INFPは他者の感情に共感し、相手が自分自身を理解し、成長するのをサポートすることに喜びを感じるため、人々と深く関わることができる職業で大きな満足感を得ることができます。さらに、INFPは音楽家や脚本家としてもその感受性と創造力を活かし、人々の心に響くメッセージを伝えることが得意です。また、児童文学作家として子どもたちに夢や希望を与える仕事も適しています。彼らは自由な発想と深い感受性を持っており、その特性を活かして他者にインスピレーションを与えることに大きな喜びを感じます。
似ているようで違う部分
最後に、INFJとINFPが似ているようで実は違う部分について見ていきましょう。
どちらも理想主義的で、他者のために尽くすことを好むタイプですが、その理想の焦点が異なります。
INFJの理想は「社会全体をより良くすること」に向けられています。
彼らはビジョンを持ち、社会や組織の中でそのビジョンを実現することに情熱を注ぎます。例えば、コミュニティの中でリーダーシップを発揮し、みんなが協力して目標に向かうように導くことが得意です。INFJは社会のシステムや組織の中で、どうすれば全体がより良く機能するかを考えるのが得意で、組織的なアプローチで変化を促すことに大きな意義を感じます。
彼らは一人ひとりの幸福も重要と考えつつ、全体の利益を重視し、長期的な視点で改善を試みます。
また、彼らはコミュニティ全体を巻き込みながら、協力を通じて理想を実現するための計画を立て、実行していくことに強い満足感を持ちます。
一方、INFPの理想は「個々の人々の幸福と自己実現」に焦点を当てています。彼らは一人ひとりの心の成長や幸福を大切にし、個人が自分らしく生きることができるようにサポートすることに情熱を持っています。
例えば、個人の悩みに寄り添い、その人が自分自身を理解し、前向きに進む手助けをすることが得意です。INFPは他者の内面に深く入り込み、相手の感情に共感しながら、その人が自己を発見し、自己成長する過程を支えることに喜びを感じます。彼らにとっては、一人ひとりの心の中にある可能性を見つけ、それを育むことが重要です。
INFPはまた、個人の自由や自己表現を尊重し、他者が自分らしく生きるためのサポートを惜しみません。個人が幸せで充実した生活を送ることが、社会全体の幸福につながると考えているため、目の前の人の幸福に焦点を当てたアプローチを取ることが多いのです。
このように、INFJとINFPはどちらも強い理想を持っていますが、その理想の対象やアプローチの仕方が異なるため、似ているようで全く違う特性を持っているのです。INFJは社会全体の構造を変えることに意義を見出し、組織的なアプローチを重視しますが、INFPは個人の心に寄り添い、内面的な成長と幸福を促進することに重点を置いています。
この違いが彼らの視点や行動に大きな影響を与え、それぞれが異なる形で周囲に良い影響を与える結果となるのです。
まとめ
INFJとINFPはどちらも共感力に優れ、理想を追求する内向的なタイプですが、その理想の焦点やアプローチの仕方に大きな違いがあります。
INFJは計画的で効率的に社会全体に貢献しようとする一方、INFPは柔軟で自由な発想を持ち、一人ひとりの幸福に寄り添います。この違いが彼らの行動や適職に影響を与えているのです。
INFJはビジョンを実現するために具体的な計画を立て、組織やコミュニティ全体での変革を目指すことに重きを置きます。そのため、社会的なプロジェクトやリーダーシップが求められる場面で力を発揮します。
一方で、INFPは個人の感情や価値観を尊重し、その人が持つ独自の可能性を引き出すことに情熱を注ぎます。彼らは個々の幸福を追求し、深い共感によって個人の成長を支えることを大切にします。自分のタイプを理解することで、自分に合った生き方や職業を見つける手助けになるでしょう。
また、INFJとINFPの違いを理解することで、他者との協力や関係性をより深め、互いの強みを活かし合うことができるはずです。
次回のMBTI徹底比較シリーズもお楽しみに!
他に気になるタイプの比較があれば、リクエストもお待ちしています!