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コーチングとは何か ~私の定義の変遷~

皆さん、こんばんは。

いよいよ、寒くなってきましたね。

そんな中で今日は、近付くクリスマスに向けて、仕事帰りに会社近くのイオンの中を散歩してきました。

流石にクリスマスシーズンだけあって、どのお店もいつもにも増してキラキラと輝いて見えましたね。普段、買い物や人が集まる所があまり好きではない私も、今日は気持ちよく歩くことができました。珍しく(笑)

さて今日は、「コーチングって何ですか?」への私の答えが、最近大きく変化してきている、そんなお話しさせてください。

コーチングを始めた頃の私は、コーチングを"宝探しゲーム"だよと表現してきました。

クライアントの人生をより良い方向に動かすための宝物が必ずどこかに埋まっている。ただ、何が埋まっているのか、どこに埋まっているのかは分からない。でも、きっと何かはあるはず。その宝物を、安全で安心な環境の中で、コーチと一緒に探してみませんか?

そんなメッセージを込めて、宝探しゲームという例えを使ってきました。

そこには、絶対に良い方向への変化をセッション内で生み出すぞという、私なりのコミットメントも込められていました。例え宝物がセッションの時間内に見つからなかったとしても、クライアントへの"参加賞"は必ずお渡しするんだ。そんな決意も含めて。

でもいつからか、徐々にこの表現では物足りないと感じ始めていることにも気付いていました。

なぜなら、クライアントの人生が本当に変わるかどうかは、セッションの場だけでは決まらない。結局のところ、人生の変化はクライアントが現場でどんな行動をとり、そこから何を学んでいくのか、そして次の行動へ。その積み重ねの中でしか起こりえません。

コーチングセッションは確かに、クライアントに気付きや勇気を呼び起こす大切な機会です。でも、「良い気づきが得られました」「少し楽に考えられるようになりました」「何だかできそうな気がしてきました」とか、単にセッション後の変化に満足していてはいけないんですよね。

むしろ大切なのは、クライアントが現実の世界に戻った時に、本当に行動を変えられるのか、うまく動いていけるのか、そこから如何に役立つ学びを得て成長していけるのか。そしてそれをどれだけ習慣付けられるのか。

そう考えながら最近は、そのメタファ探しに明け暮れていました。そしてやっと、これだなって感じる新しい定義に出会いました。


コーチングとは
スポットライトのようなもの

舞台の主役は、言うまでもなくクライアントの皆さん。人生という舞台で、自分らしく輝きながら生きていきたいと願う皆さん。

そしてコーチは、その舞台を照らすスポットライトのような存在。 主役の可能性が最も輝いて見える角度から、ただ光を当てるだけ。

でも、その光があることで、主役は自信を持って前に進める。 新しい一歩を、勇気を持って踏み出せる。

時には強く、時には優しく。 時には正面から、時には斜めから。 その時々に応じて、最適な角度と強さで光を当てる。

コーチは決して舞台には上がりません。 アドバイスという名の台詞を投げかけることもしません。 ただその可能性が最も輝いて見える角度から、光を当て続けるだけ。

この定義には、私がコーチとして大切にしたいと感じている2つのコミットメントが込められています。

1つは、クライアントの可能性を本気で信じ続けること。もう1つは、クライアントが現場に戻った時に本当に行動できるだろうか、行動しようとするとどんなことが起きるだろうか、それを乗り越えるためにはどんなことを考えておくと良いだろうか。そういった未来予測やリスクヘッジにプロとして俯瞰的に目を向けながらも、それをクライアントさんに教える/伝えるのではなく、クライアントさんが自ら気付けるようになるよう伴走すること。

そしてある日、「あの時の気づきが、今の私を作ってくれました」

そんな報告をいただいた時、 私たちコーチは密かに微笑むんです。

なぜなら、その輝きは間違いなくクライアント自身のものだから。 私たちは、その輝きを最高の角度から照らすきっかけを与えただけ。 それだけで十分なのです。

そう考えてみると、この"スポットライト"という表現に、何だか凄く納得感を得ることができました。

だから何なんだ?って思いますよね?

いや、別に意味はありません。

でも私自身にとっては何だか凄くモチベーションが高まるのを感じた、そんな今朝の通勤中の出来事でした(笑)


皆さんは自分の人生という舞台で、 今どんな場面を演じていらっしゃいますか?


それでは (^o^)/

菩薩のようなメンタルコーチ
あきさん

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