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エンカウンターグループ体験を終えて|ライフコーチング|COACHING-L

エンカウンターグループを終えて


こんにちは!コーチングエル代表の刈谷です。先日、初めてエンカウンターグループの体験に参加しました。皆さんはエンカウンターグループをご存知でしょうか?

エンカウンター・グループ(英:Encounter group)は、人間関係能力の開発や心理的成長を目的とした小規模で集中的な人間的な出会いのグループ体験、これらが発展し流行した1960年代アメリカのヒューマンポテンシャル運動、またはカール・ロジャースに始まるグループ体験・集団心理療法であるベーシック・エンカウンター・グループ(非構成的エンカウンター・グループ)、構成的エンカウンター・グループ(構成的グループ・エンカウンター)を指す。

Wikipedia

私はコーチ(主にライフ、エグゼクティブ、語学)として活動しているのですが、コーチングの歴史を振り返る中でカール・ロジャーズ氏や人間性心理学に出会い、コーチング心理学という新しい学問について学ぶ中で、コーチングはカール・ロジャーズ氏の影響を大きく受けていることを知りました。

ロジャーズ氏のクラシックな書籍や彼の歴史を辿る過程でエンカウンターグループの存在を知り、実際のエンカウンターグループの動画(ご興味のある方は以下動画をご覧ください)や、鋼鉄のシャッターという書籍を読み一度体験してみたいと感じました。


鋼鉄のシャッター

以前フォーカシング(ロジャーズ氏の教え子であるユージン・ジェンドリン氏が開発した心理療法)を受けた際に、プロのフォーカシングトレーナーの方から教えていただいた元九州大学名誉教授の野島一彦先生が講師を勤めるエンカウンターグループの体験に参加しました。

エンカウンターグループの目的は大きく分けて以下の3つです。

エンカウンターグループの目的

一つ目は、自己理解

二つ目は、他者理解

三つ目は、自己と他者との深くて親密な関係の体験 

当講座は、構成的エンカウンターグループ、半構成的エンカウンターグループ、非構成的エンカウンターグループを全て体験できる形になっており、且つ、非構成的エンカウンターグループは抽選で選ばれた六人が参加できる形で、私は運良く参加者に選ばれ、非構成的エンカウンターグループも体験することができました。

エンカンターグループの体験により得られたことは大きく以下の三つです。

エンカウンターグループで得られたこと

視点と幅が広がる

私は、普段関わる方が主にビジネスパーソン(ベンチャー経営者や大企業のマネージメント、外資金融の管理職など)が多く、参加されている方々が自分とは全く違う業界にいる方々だったので、自分の知らない世界に触れることができました。同じ環境や同じ業界の方々とばかり触れていると、価値観も行動も固定化されやすいですが、全く違う環境の方々と触れ合い多くの学びを得られました。

ロジャーズ氏と直接面識のある野島先生のお話が聞ける

私は現在、自分のコーチングにロジャーズ氏の3原則を取り入れるなど、彼の哲学や理論に大いに共感しているのですが、書籍や動画を通してしかロジャーズ氏を知りません。野島先生は修士論文も博士論文もエンカウンターグループについて書いており、カリフォルニアのラホイヤで行われたエンカウンターグループにも参加されたご経験をお持ちです。野島先生の体験を生で聞ける機会はロジャーズ氏のお人柄や人間性心理学のその他の大家の方々を深く知る上でも、書籍だけでは味わえない体験学習の醍醐味を感じられます。

他者を通して己を知る

コーチングやカウンセリングは基本的に一対一が多いのですが、”グループだからこそ得られる”自己理解”を体験できたことです。言語化すると”接触”と”触発”と表現できます。一対一でも”接触”はあります。ですが、グループには”触発”があります。例えば、AさんとBさんが話をし、それを聞いたCさんがその話から影響を受け、Cさんが話したことがDさんへと気づきを促します。もちろん、ポジティブな反応だけではありません。中にはネガティブな反応を感じることもあります。エンカウンターグループではそのネガティブな感情も率直に言葉にできますし、その率直さから新たな自己探索が始まります。このグループ体験は、一対一からでは得られない価値ある体験となります。

まとめ

ノーベル平和賞にノミネートされたこともあるカール・ロジャーズ氏が晩年力を入れたエンカウンターグループですが、何故この手法が北アイルランド紛争解決に応用されたのか、何故この手法が、教育、医療、その他様々な業界で活用されているのか、体験を通じて理解が進みました。コーチという生き方を選び、人の心に関わる仕事をしている者として、且つ、クライアントに向き合う態度やコーチング技術を向上させるうえで心理療法の歴史、理論、発展の過程と現在を知ることは欠かせないプロセスであると強く感じています。最後に、野島先生はカウンセラーは人間性7割、専門性3割とおっしゃっていました。私のコーチングのメンター(MCC)も同様のことをおっしゃっています。技術と同様に、人間性を磨き続けることが、対人援助職に関わる人間の使命であると改めて感じられる機会となりました。その為に、これからも矢印を自らにしっかりと当てて、自らについて学び続けようと思います。本日も最後まで読んで頂きありがとうございました。


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