フォーカシングを受けてみて|ライフコーチング | 東京 | 実績2,400時間
みなさん、こんにちは!ライフコーチの刈谷です。先日、初めてフォーカシングを受けました。ユージン・ジェンドリン博士が開発したこの体験過程に意識を当てる手法は、心理療法という側面だけでなく、創造性を育む意味でも効果があると言われています。
受けてみて感じたことは、フォーカシングの関わりはコーチングにも応用されています。コーチングの質問には、フォーカシング的な質問が含まれていますし、自分が何気なく発していた質問にもフォーカシングの要素が組み込まれていることに気づきました。
コーチングが人間性心理学の影響を多分に受けているという歴史的背景を感じられることは、全身に心地よい感覚を覚えさせてくれます。昔は源流を知るということにあまり価値を置いていなかったのですが、いつからでしょうか、何かを始めると、源流はどこにあるのかという意識が働きます。
フォーカシングで自分の内面の深い部分に焦点付けした時に、幼稚園の時に山形から東京に越してきてきた時の記憶に触れることができました。
もう、何十年ぶりでしょうか。この記憶に触れるのは。古い記憶のはずなのに、とても新鮮な感覚。
初めて見た山手線を
「ママ、緑の汽車が走っているよ!」(汽車じゃないですが、笑)
ですとか、
「そうそう」
という標準語が話せなかった僕は、
東北弁で
「んだんだ」って返答したときに、
東京のお友達に通じなくて、困惑していた思い出など(笑)。
その過程をじっくりと、じっくりと味わいながら、その日は一つの”言葉”に辿り着くことができました。
体験過程にフォーカスすること、感じているモヤモヤや重荷の周辺、その下、その裏側にあるものを含めた”全体”を味わうというプロセス、これまで言葉にできていなかった内側の感覚と新しい言葉が”ぴたっ”と繋がるような体験は本当に貴重でした。一度受けて全てが分かるほど単純な世界観でありませんが、ジェンドリン博士が言う”implicit”という概念を身を持って体験できたことは貴重な財産になりそうです。
フォーカシングを受けながら、どう自分と関わるのか、自分自身の体験過程を軽視せずに、そこから何を感じ、言葉や行動に移すのか、その先にしか、自分らしい”幸せ”はないのだろうと、自分についての学び方の幅を広げていく度に、益々そう感じます。人と関わり、人の心に触れる仕事に携わる一人の人として、学び続けると言う姿勢を、これからも堅持していきたいと思います。
日に新たに、日々に新たに、また日に新たに。
COACHING-L代表
ライフコーチ
刈谷洋介
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