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【認知科学的にモチベーションをあげる方法】
物事をやり抜くために、何かと必要になるモチベーションの上げ方について認知科学的の観点から記載していきます。
■目次
1)脳は臨場感が強い情報を現実と認識する。
2)プライミングで脳の臨場感を高める。
1)脳は臨場感が強い情報を現実と認識する。
脳は、物理世界そのものの情報を現実と認識しているわけではなく、脳内で臨場感が強い情報を現実と認識し、無意識で思考や身体に影響を及ぼします。
例えば、ホラー映画を見て鳥肌がたったり、冷や汗をかいたりする現象や、感動する小説を読んで、涙を流したりする現象が当てはまります。
物理的には、ホラー映画は映像が流れているスクリーンで、感動する小説は文字が羅列されている紙面の集合体です。物理的には、実際にリアルで自分が怖い想いをしているわけでもなく、感動する体験をしているわけではありません。
ただ脳は物理情報そのものではなく、脳内の臨場感が強い情報を現実と認識するため、ホラー映画でも自分も恐怖感を感じ鳥肌がたったり、感動する小説で自分も涙を流すのです。
脳は物理世界そのものを現実と認識しているわけではなく、
脳内で臨場感が強い情報を現実と認識し、無意識で思考や身体に影響を及します。
ちなみに脳内の臨場感の強さは、
・鮮明な絵が描けるか
・強い感情が乗るか
・よく繰り返されるか
3つ要素の高低で図ることができます。
2)プライミングで脳の臨場感を高める。
プライミングとは、やりたい事を達成した時にそれに付随する、楽しいこと、好ましいことを想像して、気分を高揚させることです。
つまり、やりたい事を達成した時に生まれるポジティブな感情を先に想像し味わい、やりたい事を達成した姿の臨場感を高める事です。
そうすると脳内には、実際に行動するよりも先にドーパミンが流れ、無意識にその行動に向かわせます。
※ちなみにドーパミンの効能は、下記などがあります。
・幸せな気持ちにさせて意欲に繋がる
・集中力がアップして効率が良くなる
・ポジティブになる
なので、何か成し遂げたい事がある時にモチベーションをあげるためには、
いきなり対象の事にとり組むのではなく、
「その事を成し遂げると嬉しい」理由を言葉にし、感情を味わうことがおすすめです。
例えば、ダイエットを成功させたい人は
ダイエットを成功させると嬉しい理由をいくつか上げます。
・自分に自信がもてるため
・異性に積極的に慣れるため
・心身ともに軽い気持ちで日々が過ごせるため、、、etc
などの理由をあげ、自分がダイエットを成功して味わうはずのポジティブな感情(誇らしい気持ちや、高揚感、爽快感などを)先に味わいます。
そうすると、ダイエットの成功にむけて必要な事を無意識で行うことが増えます。
※ただし、1回ではなく繰り返しプライミングする必要があります。
このように自由にプライミングができるようになれば、無意識の力を利用しているので、気付いたらいろんな事を成し遂げていた。ということが増えると思います。辛いけど一所懸命に努力している。という感覚がなくなります。
ぜひ活用してみてください。
[執筆]佐藤光司(Coaching4U認定コーチ)/[監修]渡邊佑(Coaching4U代表・苫米地式コーチ・TICE式コーチ)
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