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【アッココーチの人間関係編②】たった1つの問いを持つ(私は「箱」から出てるか出てないか)

こんにちは。パーソナルコーチのアッコです。

人間関係が「良くなるため」に、
私が学んだことを語る、
第2回目のブログへようこそ!

さて、SNSなど読んでいて、
人間関係がこじれた時に、
こんなふうに言われませんか?

「他人(人間関係)に期待するな」

これって説得力ありますよね。

確かに私、彼・彼女に
「あーしてほしい」「こーしてほしい」って、
無理難題を押しつけていたなぁって。

そりゃー嫌われるわ、、、とか。

でも、なんか違和感を感じるんですよ。

期待するなって命令形で言われると、
いや、それは無理でしょう?って思うんです。

私たちは人に期待して生きてる。
承認欲求とか愛着欲求とか、普通にあるから。

それが自分や周りにとって、
良いふうに出てくるか、悪いふうに出てくるか
しかないんではと思うんです。

良いふうというと、例えば「みんなに認めてもらいたい」って、

勉強やらスポーツやら、
お稽古をがんばって賞を取ったりとか。

これは自信につながるし、
大人になったらそれが職業になったりしますしね。

悪いふうだと例えば「みんなの仲間になりたい」と、
なんらかの犯罪をしてしまうとか(極端な例ですが)。。。

どちらにしても、やっぱり人に愛されたいから、やっちゃうんではないでしょうか?

アッコは昔、初めて親友だと思えた、
心底大好きだった人から、
ひどい裏切りに遭いました。

今日はそのこと思い出しながら、
キツいなーって思いながら、

私が学んで最近やってる、
人間関係を良くするための裏技をお伝えしてみます!

まずは、
他人に期待しつつも、その期待を「裏切られた」らどうするか?


について考えてみましょう。


信頼関係が崩れるとき


ではアッコの「親友と思っていた人から裏切られた」
過去のストーリーです。

(ドロドロしたストーリーではありませんので、ご安心を!)

50代初めに、ある自己啓発プログラムで出会った女性。

そのプログラムの課題として、私は彼女と組んで、「50代女性を活性化するワークショップ」を企画・実行しました。

当初、ワークショップを開催するにあたりやったことは、オンライン会議システムを利用して、毎週のように互いの話をしたことです。

お互いに話を重ねるうちわかったのですが、

全く違うタイプの人で、
(私は文系・彼女は理系)
(私は1人が好き・彼女は団体スポーツ好き)

これまで歩んできた道も全然異なるのに、
(私は非正規雇用が長く、離婚経験ありの独身・彼女は役職ありの子供が1人)

なぜか心底「分かり合えるな」と思ったんです。

そして、

きょうのできごと、
家族のこと、会社のこと、
過去の失敗に挫折に、
これから年老いていく自分のこと…

何万キロも離れた彼女と、
それはそれはたくさん語り合えました。

「親友って私にはこれまで出来なかったけど、こういう人のことかもしれない」

ある時彼女の住む街に遊びに行って、
ご自宅に泊まらせてもらえた時は、

(うわー、嬉しい!)
(私、受け入れてもらっていいのかな?)

全身が恐縮して恥ずかしくて、

でも、、、
心の中の方では歓喜を感じていました。

ワークショップは好評で、1回で終わるつもりがリクエストがあり、
結果3回ほど実施しました。

そしてある夜とつぜん、その知らせが来ました。

「アッコ、ちょっと話したいんだけど」

とチャットが来て、
なんだろう?いつもの感じではないな?
と思ってると、

オンラインで出てきた彼女からいきなり非難されました。

それは3ヶ月前のこと。
彼女の出身地でワークショップを行った際、
彼女の大学時代の友人知人にお手伝いしてもらったのですが、

その人たちへの私の言葉のかけ方や、
態度やふるまいが、

「女王様みたいにひどかった」「マウントとってる」ようだったそうです。

その人たちから後で伝えられたそうで、、、
これにはビックリしました。

「え?そんな?みなさん、いいワークショップだったって言ってくれてたよね?」

その当時のことを思い出しながら、
何一つ「嫌な顔してる」人がいなかったこと、
もちろん反対意見もなかったこと、

その人たちへの対応に、自分には非が見つからなかったのです。

「彼女たちは、あなたのいう通りがんばってくれたのよ」

そして私の態度が横柄だったことに申し訳なく思って、
彼女は後で謝ったんだそうです。

「ちょっと待ってよ。だったら私に謝らせてよ!」
私には理解できませんでした。

彼女の友人たちに、一体どんなことを言ったのかやったのか、
細かいところまで覚えていません、、、

でも何かしら傷つけてしまったなら、自分で謝りたかった、、、

ところが彼女は、
私には相談を一切せずに、
1人で解決してしまってました。

なぜなら、、、
アッコではわからないだろうから

私は彼女との間に、大きな断絶を感じました。

私は謝る気も起こらず、でも納得もできず、

そうなんだ、しばらく連絡はお互いにしないでおきましょう、と会議を終わらせました。

信頼も友情も、
粉々に消えていました。

彼女やその友人たちの中では、
私は「エイリアン」

東京から来た変わった人、で終わっていました。

親友の定義

それから2年ほど一切連絡を取らないようになりました。

SNSでかいま見る彼女の近況は、
いつも通り平和で、趣味の話や、ペットのことなど、

何事もなかったかのようでした。
それを見つつも、すでに何も「感じない」私がいました。

そして私はある時、
心がシクシクと痛んでるのに気づいたのです。

私は一切自分に非があると思えない。

というかまるで雲を掴んでいるかのように、
理由が納得できない。
でも非難批判だけは受けたわけですから。

彼女にもう一度対面して、色々とはっきりさせたかった。

でも怖かった。

彼女がまた爆発するのが嫌だし、
自分もきっと爆発してしまうでしょう。

だって私はその彼女の出身地でのワークショップ、
本当に一生懸命行ったんですよ。。。
それもやはり彼女のために、だったんですよ。。。

なぜそれを認めてくれないの?!
なぜ一方的に非難されるんよ?
あんな人を親友だと思った自分がバカだったわ!

そう憤りつつ、
心の奥底で、彼女とよりを戻したい、、、
と泣いているのにも気づいていました。

私は考えないようにしました。

そして時間と共に気づいたのです。

私も彼女も「プログラム」きっかけで繋がったわけです。

それ以外の部分は「影」
つまり見ていなかったんです。

彼女には家族があり地元があり知り合いが沢山いる。
そのような役割や立場を、
私は考慮していませんでした。

彼女が親友?

いや、その手前で私は、
「親友ごっこ」に酔っていたのだと分かりました。

やっと私の中で一歩進んだ気がしました。

私は彼女の「自分にとって都合のいい顔」を大事にして、
全体を愛そうとはしていなかったんです。

裏切られたというよりは、
私から彼女へのアプローチが少ない、または決まりきっている、
そんな中途半端な関係性だったのです。

それはあたかも職場の仲間のようなもの。
毎日8時間、同じ空間にいて同じ空気を吸っているけど、

その人のこと、たった一部しか見ていませんし、
見なくていいわけですから。

それから2年経って、
プログラムの仲間との会合がありました。

そこで久しぶりに声をかけられ、
彼女は何も説明せず、
「アッコ!ごめんなさい」と謝られました。

私はただただ「うん、うん」とうなずくだけでした。

箱に入っているのに気づく

この一連の人間関係で、いくつかの学びがありました。

そのうちの一つが「箱」というコンセプトです。
ぜひ人間関係がこじれているなと思ったなら、
思い出して欲しいです。

「箱」とは、自分の心に反して、
思ったことをそのまま伝えずにいると、
防衛・攻撃のために心理的な壁を作ってしまうこと。

そして人を人と見ないで、
何か「機械」や「ロボット」のように扱うことで、
自分を守ること。

私はまず彼女に傷つけられたと思ったんですが、
それを伝えず、私は悪くない!と自己正当化しました。

ここで私は「防衛」の箱に入り込んでしまい、
その壁越しに彼女を見ていました。

そこから見ると彼女はとても恐ろしく、
何を言おうと怒ってしまう、
そんな鬼のような人に見えました。

そして多分、これは想像ですが、
彼女も私のこと、
友人知人から指摘を受けて「箱」に入ったのでしょう。

「体裁」の箱に入って、自分の評判を落とさないようにした。。。

その壁越しに私を見たら、
とても迷惑な変人にしか見えないでしょう。

「箱」に入ったままで人が人と会話する時、
そこには何も生み出されません。

箱から出るにはたった1つだけ方法があって、それは、

正直になること。

「傷ついた」「嫌な思いした」「辛かった」「本当は仲良くしたかった」

言えないで置いたままの、
小さな小さな感情のかけらを、
放置しないことなのです。

そして自分と他人を対等に見る。
言いたいことを言える環境を作る。

やっとそこで、クリエイティブな対話ができるのです。

⭐️箱の本はこちら(名前で検索してみてください)
⇨「自分の小さな「箱」から脱出する方法」(アービンジャー・インスティチュート著)


箱に入る瞬間をキャッチする

長くなりました。まとめますね。

人間関係に期待してしまうのが普通だとして、
やはりどうしても「裏切られた」とか「しくじった」とか、

自分にとって不都合なことになった時、
一番最初にやるべきなのは、こう自分に問うことです。

今、箱に入っていないかどうか(防衛的・攻撃的などちらかに振れていないか)」

箱に入った自分でいたら、
相手がちゃんと見えなくなるんですから。

それよりも自分が何をどう感じたかを理解する。
そして機会を作って、相手に伝える。

もちろん言葉は選びますが、自分にも相手にも、
それぐらいの努力はする価値があると思います。

これが「上司・部下」とか「お客様」とか、
立場や役割が関連するなら、
1人で悩まずに周りに相談していきます。
個人プレイするところではないから。

でも私生活なら?

問いを持って箱から出て、
まっさらな自分で向き合うことをします。

これは比喩ですが、
武器を持たない人が、
本質的に一番強いからです。

人間関係は自分次第と言われるのは、
「箱」が関連してるんだな、というお話でした。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!

人間関係が良くなるために、
私が学んだこと第3回目は、
「空気になる」ってどういうことか?
を書いてみます。


ではまた次回
アッコ









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