「対戦相手へのリスペクト」

2007年の電動車椅子サッカー第1回ワールドカップの準決勝日本対フランス戦0ー1で敗退しました。挨拶早々に退場かと思いきや、フランスチームが2人1組で選手1人通れるくらいの道を作り、試合会場の出口に向かって整列していました。  

ハッ!として驚きました、、
日本代表の退場する花道が目の前にありました。

悔しい気持ちでいっぱいでしたが、花道のおかげで心晴れやかに退場することができました。敗者にも道がある。自分のサッカー人生で忘れられない体験となりました。

日本の大会でこういうことを自然にできるチームを自分は見たことがありません。もちろん規定ですぐに退場しなければならない事情もあり理解はできます。


ただ、勝者として敗者に寄り添いこれからの道を応援する、僕は現役時代、そこまでの意識はありませんでした。規定を取っ払い自由を得た時、選手の本質が現れます。本質が無かったことを自分は認めます。
指導者として反省を今後に活かしていきたいです。

勝っても負けてもサッカーは続く。


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