「言語に対する考え方の失敗」
僕はこれまで外国人に英語で話しかけられるのが好きではありませんでした。当たり前のように英語を使わないで日本人には片言でも良いので日本語で話しかけて欲しい。そういう思いから国際大会に行っても日本語に重きを置いて海外の選手たちとコミュニケーションを取っていました。
しかし、ある車椅子バスケットボールの指導者の方の言葉で自分の過ちを 認識しました。
「開催国の現地の言葉を知ろうとしないのはとても失礼なこと。せめて大会名くらい現地の言葉で言えるようじゃないと。開催する国はホストとして世界のチームを受け入れるために多くの努力をしてくれている。現地のことを学ぶ姿勢は最低限の礼儀だ。」
2017年の第3回ワールドカップ。僕はオーストラリア戦で仲間と交錯し、電動車椅子を操作する右手がずれてしまいました。
「ずれた身体を元に戻したい」
それを英語で言うことができなかったのは、自分の言葉に対する考えがきっと独りよがりだったからだと思います。
試合は1-2で負け。
後悔の残る試合となりました。
当たり前のように英語を使わないで日本人には片言でも良いので日本語で話しかけて欲しい。そういう思いがあるのならまず自分が海外の選手たちに海外の言葉でコミュニケーションを取っていくことが正しかったと悔みます。
考え方は大事な場面で顔を出す
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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