カナダ旅行記2023 ⑱ ケベックシティ街歩きの2日間写真多めで紹介
実は、昨年のカナダ旅行から一年経ってしまいました。でもこの旅行記はまだ続いています。もうちょっとなので、どうぞお付き合いください。
今回はケベックシティの街の様子を紹介します。正味2日間に撮った写真を追いながら記事を書いてみます。写真多めの投稿になりそうですね。写真を撮った場所については、記憶と Google map を辿ってキャプションも入れてみます。
これまでの記事はマガジンに纏めています。始めから読みたい、再度読みたい、という奇特な方に向けてこちらにマガジンのリンクを貼っておきます。お読みいただけると嬉しいです。
言ってみればどこだってそうなのかもしれませんが、カナダは晴れると景色がキラキラに綺麗になります。プリンスエドワード島もそうでしたし、バンクーバーもそうでした。そして、ケベックシティもそうです。
ケベックシティに辿り着いた翌日は、いいお天気でした。雲が多めではありましたが、それもまた空に表情を作って、素晴らしい眺めを演出していました。
まずは、シャトー・フロンテナック(Fairmont Le Château Frontenac フェアモント・ル・シャトー・フロンテナック)の方へ向かいました。このホテルの直ぐ傍に眺めの良いテラスがあるのです。
Dufferin Terrace(ダファリンテラス)です。セントローレンス川を見下ろすことができるのですが、この日はとにかく空の眺めが素晴らしかった! 青空に白くもくもくとした雲が浮かび、広々としたテラスからの眺めは最高でした。
ダファリンテラスをブラブラ端っこまで歩いていくと、ケベック要塞の傍まで来ることができます。広い広い芝生に歴史的建造物がどーんっと構えています。
ハイキング気分でケベック要塞からアブラハムの平原一帯を歩きました。
この日はケベック国立美術館に向かっていました。旧市街から歩いて30分くらいの場所にあります。この美術館については次の記事で紹介する予定です。
美術館に向かう途中、少し賑やかな通りに寄り道しました。フードコートが入っている建物があって、そこでランチをしました。
ケベックシティは都会です。そして、フランス文化圏です。プリンスエドワード島にはない雰囲気のお店が並んでいました。
通りのやおやさんにまで目を奪われました。日本にだってやおやさんはあるのに、海外のやおやさんはなぜ新鮮に感じるのでしょう。
本当にお天気が良くて、空を見上げるだけで気持ちが良くなりました。
ケベック国立美術館をたっぷり堪能したあと、行きとは違うルートを使って旧市街の方へ戻りました。この日は土曜日だったので、大きな通りは歩行者天国になっていました。
ケベック国立近代美術館への往復だけで、優に2万歩は歩いていました。夕方になる前に一旦ホテルに戻って、お昼寝休憩をしました。時差ボケもあったし、くたびれました。
お昼寝から起きると、外の景色は夕方から夜に移り変わっていくところでした。赤く燃えるような夕焼け空が見えました。
これは、外に見に行かないとと思い、急いでまた外出の用意をしてホテルの外に飛び出しましたが、寒い! 日中に比べてだいぶ気温が下がっていました。夕焼け空もどんどん暗くなっていきました。
再び、ダファリンテラスまで行ってみましたが、辺りはすっかり日が暮れていました。写真も残っていないので、撮りたいと思う風景も広がっていなかったのですね。少し残念!
ケベックシティ3日目は、残念ながらお天気がいまいちでした。どんより曇り空が広がり、時折雨が降っていました。でもまあ、仕方ない。この日もはりきって出かけました。
まずは、ホテル近くの La Basilique-Cathédrale Notre-Dame de Québec ノートルダム大聖堂へ。この日は日曜日だったので、日曜礼拝があったはずです。入口で少し並んでから聖堂に入れてもらいました。
「ノートルダム聖堂」は聖母マリアに捧げられた聖堂・教会堂で、世界各地のフランス文化圏にあります。モントリオールにあるのもその一つです。
ケベックシティにはもうひとつ「ノートルダム」の名前を冠する Notre-Dame-des-Victoires Catholic Church 勝利のノートルダム教会 もあります。ロワイヤル広場という観光名所のど真ん中にあります。
私はクリスチャンではありませんが、教会を訪れるのは好きです。静かに過ごせますし、ちょっとお休みもできますし。教会の方や信者の方に失礼にならないことを祈りつつ、お邪魔します。
この日は文明博物館に訪れるのがメインイベントでした。それついては次の記事で紹介します。文明博物館の周辺も見どころがたくさんあり、あいにくのお天気ではありましたが、あちこち見て回りました。
東京で例えると、原宿の竹下通りのような場所があります。プチ・シャンプラン通りです。お土産物やさんやレストランが並んでいます。ヨーロッパの風情が漂っていて、歩いているだけでも楽しくなる通りです。
賑やかな通りのすぐ裏手に、静かな通りがあるのもいいですね。天気がいまいちだったからか、日曜日だったからか、この日はプチ・シャンプラン通り以外は人気があまりありませんでした。
多くの建物で2階の窓の下に花壇を設置しており、そこから溢れんばかりの緑とお花が垂れ下がっているのが素敵でした。雨に濡れて瑞々しく、色合いが鮮やかで、目線をちょっと上に向けるだけで癒しになる光景がありました。
そして、ケベックシティでつい立ち寄ってしまうのが、クリスマスショップ La Boutique de Noël de Québec です。一年中、クリスマスの飾りなどを扱っているお店です。季節外れの夏に訪れても、クリスマス気分を味わうことができます。
この日も歩き疲れて、途中でホテルに立ち寄りました。買い物荷物を下ろしたり、お手洗い行ったり、一息ついて夕方にもう一度外へ。
何の目的もなくブラブラ歩いていると、やはりつい吸い寄せられるように近づいてしまうのが、シャトー・フロンテナックの周辺です。夕日が当たっている姿が見えました。
前日は絶景だったダファリンテラスも、この日は雨上がりでどんより雲に覆われていました。セントローレンス川を眺めて引き上げました。
カナダ滞在最後の夜でしたが、レストランに行くような気分ではなかったので、歩いていくことのできるスーパーで夕食を調達しました。ケベックシティは旧市街の中にはスーパーはないのが残念。でも、しょうがないですよね。
たった2日間ブラブラ歩いただけで、見慣れた光景になったサン・ルイ通りを通ってホテルに戻りました。もう翌日には日本へ帰国です。さみしいなあ。この後もう一度プリンスエドワード島に戻りたいなあ。・・・なんてことを思う夜でした。
さて、今回もここまでお読みいただきありがとうございます。次回は、ケベック国立美術館と文明博物館についての記事になります。どちらも物凄くお薦めなんです。
冒頭の写真はアブラハムの平原です。今回の記事では全く触れませんでしたが、ケベックシティはイギリスとフランス間の戦争の爪痕があちこちに遺されている地です。ここもその一つ。歴史のことをもうちょっと学んでいたら、街歩きがもっと興味深いものになったかもしれないですね。