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競業避止義務と2km以内に出店するな

びっくりするくらいよくこの相談に乗ることがあります。最近も相談にのりました。お店をやめるときによく耳にする言葉ですよね。美容師に競業避止義務ってなんかいつも笑えます。

実際にやめた人で違う仕事してる人っているんですかね。職業選択の自由が法律で決まっており美容師はなかなか他職の選択肢がない中、これって逆に疑問に思いますよね。
情報漏洩や秘密保持の観点なら理解できます。同業他社でノウハウや社外秘案件を利用して、損害を与えてきたらそれは成立するような気もしますが、立証するのは難しそう。
おそらくこれも契約側のお守りみたいなものなんでしょうね。そんなこと言ってうちも入れてますが笑
美容業界には意味がないように思えます。 

また、2km以内に独立するな!の文言もよく聞きます。下手すると「俺は4kmでした。」って笑
確かに数十メートルのところに出したいといわれたときはさすがに仲良くなれなそうだなと思ってしまいましたが・・・w

あの2kmってどんな根拠があるのでしょうか。駅1区間って土地にもよりますが都心だと大体1駅分??から2駅分くらいですかね。
いつも思うんですが、その人をふさぎ込んでもほかの美容師が出店すると思うんです。それならなじみの客がこの際行き来できるように同駅に出店してもらって提携しちゃったほうが確実に実りはあると思います。
しかもそれって、近くに出さないように!以外に2年間は出しちゃダメよ。っていうのは法律上問題がありそうですね。

そういう表現してる時点で自分本位の経営ではないかと思ってしまいます。自分を軸に経営しているからやめるときに本心も聞けず、もめたりするのです。未来ある若手経営者の行動を失速させるよくわからない決まりはやめたほうがいいし、自分の店から独立する人間がいることをもっと誇りに思ったほうが得策です。
自分のためだし、業界を盛り上げていくためにもう少し身を一歩引いて見守れる経営者になりたいものです。

でも2kmの定義って何だろう・・・2kmなら客が取られないとか気持ち的に安心なのかな・・・


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coaching salon vinegar  山口 亮子
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