SXSW2023 Chatbots say Artificial Intelligence could transform healthcare サマリ

昨日につづきSXSWで参加したセッションのまとめとなります。こちらはヘルスケアにおけるAIインパクトについてのパネルディスカッションでした。

AIと機械学習技術が人類の健康を改善するためにもたらす潜在的な影響を、医療機関とテック企業がどのように実践的に引き出しているかについてのとなりますと説明があり、

パネルディスカッションでは、人工知能（AI）が医療に与える影響が熱心に議論されました。このパネルには、医療機器メーカーのグローバルヘッド、ベンチャーキャピタリスト、医療機器およびソフトウェア会社のCEO兼共同創設者が参加し、興味深い見解が寄せられました。

パネラー企業
・NEXT VENTURES
・Johnson & Johnson
・Texas Innovation Center – University Of Texas At Austin
・Sonavi Labs

専門家たちは、AIが医療業界において成功するためには、信頼性、データプライバシー、データの透明性、そして多様な人口へのアクセスが重要だと指摘。また、AIが健康格差の解消に貢献し、医療従事者を支援する可能性があることも話題になりました。

具体的には、AIが遠隔地や医師不足の地域で医療従事者を支援し、患者へのアクセスを改善することが期待されています。さらに、患者データの分析を通じて、特定の人口集団に対する医療サービスが最適化されることも見込まれています。ただし、これらの利点を実現するためには、データの透明性やプライバシー、多様な人口へのアクセスといった課題を解決する必要があります。

データ漏洩が増加する中、データプライバシーは非常に重要な問題となっており、2016年から2021年の間には4200万件以上の患者データが漏洩したと報告されています。これからの医療業界では、AIの潜在能力を最大限に活用するために、これらの課題に取り組むことが不可欠です。

医療に特化したことではないですが、格差問題&データプライバシーは共通的な課題かと感じます。