「人は誰でも見たいものを見て、聞きたいことを聞く」【RASとスコトーマ】
こんにちは、丸田です。
アメフトやラグビーのボールを蹴る専門の技術指導をするコンサルタントとして活動しながら、マインドのコーチになるべく認知科学ベースのコーチングを学んでいます。
先日、本田圭佑さんがこんなツイートをしていました。
本田さんがどんな気持ちでこのツイートをしたのかわかりませんが、「これは今学んでいる、認知科学ベースのコーチングで紐解けるな!!」と思ったので、
今回は認知科学ベースのコーチングから見た
「人は誰でも見たいものを見て、聞きたいことを聞く」について書きます。
脳が本気を出すと数秒で餓死する
まずは脳の機能からお話します。
私たちは世界から情報を五感で知覚(視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚)しています。もし、知覚できる全ての情報を一気に取り込んだら、脳が必要とするエネルギーが多すぎて数秒で餓死すると言われています。
本当はそれだけ人間の脳は高機能なんですね。
だから、自らサボる機能を搭載しています。
それは、自分に重要な情報だけを限定して取り込むという機能です。
RAS[Reticular Activating System:ラス]
「人は誰でも見たいものを見て、聞きたいことを聞く」
その通り。
脳には自分にとって重要な情報だけを伝達させる機能、
RAS:Reticular Activating System
が備わっています。
RASが発火する対象は、その時の重要性において
・自分にとって価値のあるもの
・自分に脅威となるもの
この重要性は人それぞれ違うので、私たちは同じ世界に生きていながら、それぞれ違う世界を見ているんです。
そして、
認知科学ベースのコーチングでは、設定したゴールに向かうと決断し、ゴールに対して責任を持つことでゴールに必要な情報にRASが発火するというカラクリになっています。
僕に起こった実例をご紹介します。
私は2021年3月にひょんな事から
プリウス(車)を持つことを決断しました。
つまりプリウスにおいて責任を持つことに。
まだ実際に車を取りに行く前でしたが、決断した直後から住んでいる街に突然プリウスが溢れ出しました。
まさに決断によってRASが発火し始めたわけです。
「妊娠が発覚した瞬間に赤ちゃんがたくさん見え始める」なんてのも同じことですね。親になるという責任がRASを発火させ、赤ちゃんを出現させます。
スコトーマ【心理的盲点】
RASが発火している情報以外の、全ての捨てられてしまった情報を
心理的盲点【スコトーマ】
と言います。
RASという機能がある限り、どうしても取り入れられなくなっている情報が存在します。
例えば、、、、
この記事を読んでいるあなたの視界には、【あなたの鼻】が映っています。
ほら、意識に入れると鼻が見えますよね?
こんな感じで本当は見えているけど、脳が見えないようにしているというのが大事なポイントです。
急に鼻が視界の中に入ってきたように、スコトーマはその対象への重要性が高まればRASが発火する対象にすることができます。(スコトーマが外れる)
プリウス購入を決める前までの私は、プリウスという情報がスコトーマに隠れていました。しかし、購入を決断した事によって、プリウスにRASが発火し、スコトーマが外れたのです。
あなたの重要性はどこからきた?
本田さんのツイートをもう一度見てみると…
本田さんは
「今聴きたいものを聞かせ、見たいものを見せているのは、自分の本来の重要性ではないのでは?」って既に知っているように見えます。
ではあなたの重要性はどこからきたのでしょうか?
実はほとんどの場合が、
外から刷り込まれたことがあなたの重要性となっています。
多くは子どもの頃に刷り込まれたもの。
大人になってからも本で読んだことテレビで見たことなど、
外から入ってきた情報で
あなたが受け入れたものが
あなたの重要性をつくっています。
重要性は遺伝はしません。
僕は小学生の頃からコーヒーが好きなんですが、これは母親が根っからのコーヒー党で、実家にはコーヒーを飲む習慣があっただけです。「兄弟がサッカーをやっていたから、野球ではなくサッカーを始めた」なんてのも同じですね。
これは遺伝ではなく、刷り込みによるものですよね。
自分の人生を生きれる術がコーチング
紅茶よりコーヒーを選んだり、サッカーをやってみたりまでは、そんなに悪い事じゃないような感じがしますけど、あなたは世界にある全てのものを無意識に順位をつけています。
認知科学ベースのコーチングでは
この無意識で重要性を並べ替えるシステムのことを、
【内部表現(自我)】
と言います。
自我と言っているのにも関わらず、過去に受け入れた他人の重要性で生きることは、他人の人生を生きることになりませんか?
認知科学ベースのコーチングを受けることで、マインドの原理原則を知り、自分の本音に気づき、自分の人生を生きられるようになります。
コーチングでは何をする?
認知科学ベースのコーチングのセッションでは、コーチと一緒にクライアントさんの未来の【ゴール設定】をしていきます。
ゴール設定をする際のルールには、
1、本音でやりたいことで設定する
というものがあります。本田さんが言うところの【潜在的な興味】に基づいてゴール設定するというですね。
コーチングセッションでは、ゴールを設定する前に、「あなたが誰にも褒められなくても、誰に止められても、やってしまうこと」=(本音でやりたいこと)を明確にします。
本来の自分の人生を生きられると言うだけでなく、やりたい事なので勝手に高いレベルのパフォーマンスが発揮されるというのも大事なポイント。
もうひとつのゴール設定のルールは
2、現状の外側に設定する
認知科学ベースのコーチングの1番の特徴は、この【現状の外側のゴール】というルールにあります。
現状の外側のゴールの定義は
・達成する為のやり方が思いつかない
・超やりたいんだけど、超怖い
・周りの人が驚いて止めにくる
この現状の外側のゴールによって、今まで持っていた内部表現は手放して、
未来のとんでもないレベル自分になった時点での内部表現を持つことになります。そうすれば RASがゴールを達成する為の情報を、世界から勝手にキャッチしてくれます。
つまり現状の外側のゴール設定によって、
重要性(マインドの在り方)が書き変わる=スコトーマが外れる‼️
注意しなければいけないのは、
・「今の状態のままいけば、十分起こりうると予想されるゴール」
・「めちゃくちゃ頑張れば、なんとか達成できそうなゴール」
このようなゴール設定では、マインドの在り方は変わりませんのでアウト!
ゴール設定はこれまでと同じ現状の重要性で生きていくのではなく、「未来の時間軸の重要性を持つんだ!」という決断です。
マインドの原理原則においては、ステップアップしたらゴールが見えるのではなく、【ゴールを先に設定するとプロセスが見えてくる】が正解。
大事なことなので、もう一度。
ゴールを達成するには、【ゴールが先、プロセスは後】
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