47歳になりまして。そして、おじいちゃんになりまして。

誕生日。
47歳になった。

そして、
僕ははじめておじいちゃんになった。

娘が今日赤ちゃんを産んだから。

赤ちゃんと誕生日が同じ。

今までで1番嬉しい誕生日プレゼント。

おじいちゃんになった！

娘が生まれたとき、
この世に自分の分身がいる不思議と
喜びをもたらしてくれた。

20年
あっという間だった。

生まれた時に
僕の指をしっかり握った
小さな手から力強さを感じたこと、

ブランコで背中を何度も押したこと、

お風呂あがり
寝転んで僕の足に乗せる「飛行機」をしたこと、

2人で行ったスノーボード、
喫煙所から僕と繋がる紐を
外にいる4歳の娘が不安そうに握っていたこと。

小学生の時に、母親に叱られすぎて
抱きしめてあげたこと、

周りからあれこれ言われた、
中学に行かない、という選択を
認めてあげたこと、

見ていたスマホのドラマから
韓国語をマスターして、
高校に進学したこと、

でも一年で辞めたこと、
それを認めたこと、

車の免許をとって、
次の日に
長距離運転で
ジャニーズのコンサートに単独出かけたこと、

僕が、朝日を浴びる朝散歩をはじめたら、
ついてきたこと、

スノーボードのゲレンデに
単独バイトに行って、
彼氏を見つけてきたこと、

優しい彼を連れてきたこと、

結婚を報告したこと、

それを言われる時に
「よかったやん！」と言うことを決めていたこと、

今日、僕と同じ誕生日に
子どもを産んだこと。

孫が生まれた、
そのことを

娘が生まれたその時と同じように

何かをしていなくても
何かを成し遂げていなくても
何かを持っていなくても

あなたがこの世界に存在するだけで
素晴らしい。

僕に喜びをもたらしてくれている。

あなたは、
愛そのもの

人は愛そのもの

そのことを僕に
体験としてもたらしてくれた。

47歳になりまして。
そして、おじいちゃんになりまして。