この気持ちは、ジェラシー
先日、うちのテニスクラブの教え子が同じ地域の他のテニスクラブにも通い始めたと知りました。
最初は、色々なコーチからの意見を聞くのはその子の成長にとって良いことだと思っていたんですが、ここにきて少しづつ気持ちが変わってきている気がしていて。
ちなみにその子はまだうちのクラブに来てレッスンを受けていて、ここ数週間来るたびに他のコーチが教えていることが目に見えるし、その子もオープンにこういう事を教わったと僕に伝えてきます。
その時にね、自分の気持ちの整理がうまくてつけられていない気がするんです。
うちのクラブには週1日、他のクラブには数日行っているという事は親御さんから聞きました。それを知っているから僕もできるだけ他のクラブのコーチが行っていることを邪魔せぬよう、インプットは極力少なめに、または小さいことにするようにしているんです。
僕よりも多く関わっているコーチのインプットを尊重しないと、その子の頭がこんがらがってしまうかもしれないし。と、その辺のことは全て理解して、自分のなかで消化していたつもりのはずが、現実はそううまくいかなくて。
その子が他のコーチが教えたであろうことを僕に話してくると、どうしても少し悔しい気持ちがわいてくる。
ちなみに僕はこの子とここ3年間くらいプライベートレッスンをやってきていて、今までの成長を見てきたんですね。ただ、ここ半年ほどは僕のレッスンのスケジュールがカツカツになってきて、ロックダウンが終わって以降はその子とプライベートレッスンをする時間を割り振ってあげられなかったんです。だから、今は3人のグループレッスンという体制。
前学期は朝の7時からその子のプライベートレッスンをやってみたりしたんですが、さすがに朝7時は早すぎたようで。朝練は中止になりました。
そんなわけで、その子は他のクラブに通い始めたわけです。
まだうちのクラブを完全に辞めたわけではないからそれはポジティブなのかな。
どの生徒たちもいつかは去っていくのは分かっているんですけど、やっぱり寂しいのかな。その子とは二人三脚で頑張ってきた、つもりだし。
うん、この気持ちは完全にジェラシーだな。