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キャリアワークショップのときのお話
職場で、育児休業から復職された方々に対し、先輩職員としての経験談をお話する機会がありました。
でも、私の経験は一個人のもの。
聞く人達にはそれぞれの人生がある。
自分が何か特別な工夫をしてきたことがあるわけでもなく、
むしろ周囲や家族があってなんとかやれてきたことの方が多い。
その時々の人生に流されてきただけ。
人生には正解なんてない中、一個人の体験談が役に立つことがあるのだろうか?
ものすごーく悩んだ末に、
育児や仕事との両立といった個別具体的な課題や問題の解決策にフォーカスするのではなく、
自分の経験と、その時々の課題・問題に対する「向き合い方」について、経験から感じたこと・学んだことをお話することにしました。
結果、以下の3つのメッセージをお伝えすることに。
「キャリアが轍だとしたら、その岐路では悩んで悩みぬくしかない」
「ロールモデルは探してもいない。自分の道は自分で選んで作る」
「自分を苦しめているのは(Un)Conscious Biasかもしれない」
これが大正解。
参加者アンケートからは
皆さんが私の経験からそれぞれご自身の視点で大事だと思うものを学んでくださったこと
メッセージから元気づけられた方が多数いらっしゃったこと
などを知ることができました。
あとから振り返ってみた時に、
個別具体的な課題や問題の解決策ではなく、
その「向き合い方」にフォーカスをするやり方が、
まさにコーチングのアプローチであることに気づきました。
人生には正解なんてなく、あるとすればそれは個々人が何が正解かを決めること。
「正解はクライアントの中にある」というのと同じことです。
期せずしてコーチングアプローチをとっていたのですが、
その結果、皆さんに満足していただけるものになって安心しました!
「先輩職員として」などと言われると、ついアドバイスや正解に走りがちになってしまいますが、こんなときもコーチングのアプローチは有効なのですね。