セッションの中の小さな違い
皆さん、こんにちは!
この度は、noteをご覧いただきありがとうございます。
前回から【合意形成】の有無によって
セッションがどう変わるのかを見ています。
こちらのセッションを事前に見ておいてください!
どちらのセッションも「片付け」を
テーマにしました。
そして、Wさんにとっての「片付け」は、
「人が呼べるようにするため」に行うものでした。
ですが、もっと突き詰めると
「親に文句を言われないようにするため」でした。
そして、「片付け」のブレーキになっていたのは、
「片付けなくても困ってないから」ではなく、
「片付けても親に文句を言われるから」でした。
合意形成を取らないセッションで
「出したものを元に戻す」という解決策で
話を進めても、おそらく続かなかったでしょう。
合意形成を取ったセッションでは
「親と話をする」という解決策になりました。
親と話をして、「一人暮らしで楽しくしているよ
って報告します」と宣言をしてくれました。
また、セッションが終わった後の感想で、
Wさんから「なんであの時、
親の話を出したんだろう。
なんか自然とその話をしてみようってなってた。」
と言っていました。
同じテーマを扱ったことで、
前回よりも話を深めたということも
あるかもしれません。
ただ、そこまで深めなくても
おそらくセッションは進んでいきます。
大切なことは、クライアントから
自然と言葉が出てきたことです。
合意形成を改めて取ることで、
クライアントに安心感が芽生える。
そこから、ポロっと言葉が出てくる。
それをコーチは拾って、本当の原因を見つけます。
そこをクライアントが見つめ直すことで、
クライアントの視点が変わり、
行動に変化をつくることができます。
コーチングセッションをする上で、
たくさんの技術を学ぶことは、
コーチの引き出しを増やすためには必要です。
ただし、土台となっていくのは、
クライアントがさらけ出して話すことが
できる場作りです。
これができて、
初めて学んだ技術を使うことができます。
逆に言うと、技術がなくても場作りさえできれば、
クライアントは勝手に話してくれます。
【答えを導き出すのは、
コーチではなく、クライアント自身】
クライアントを信頼して、
セッションをしてみてください!
今回までの5回を通して、
セッションの場作りをしてきました!
次回の配信も楽しみにお待ちください!
ありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?