親と子でも「大切にする」ってそれぞれやり方が違うし、それでいいんだよね
折り紙が好きな息子。
手裏剣をつくったり、紙飛行機を折ったり。
折り紙は、買っても買っても、どんどんなくなります。笑
折り紙を買うと、金色 銀色ってたいてい入っているじゃないですか。
その金色 銀色もね、何の躊躇もせずに、
包装紙をやぶったら真っ先に彼は使うんです。
そんな彼の行動に、私、最初は内心ビックリしていました。
だって、私だったら、大事に大事にとっておくから。
金色 銀色って、他の色みたいにたくさん入ってないから
私にとっては特別な折り紙だなって意識があって。
使っちゃったら「もったいないな」ってずっと思っていたみたいです。
(こどもの頃はそう思ってるなんて気づいてなかったのかもしれないけど)
大切なものは、使わないで置いておく。
とっておく。
これが、私の「大切にする」の定義だったようです。
自分で働いてお金を使えるようになってからも
特にこの意識は変わってなかったみたいで、
”え、紙飛行機にそれ全部使っちゃうの?もったいなくないの?”
と、心の中で思いながら息子の様子を「ほぉ~」と見ていました。
*
これと似たような出来事って他にもあって、
例えば、
屋内用のおもちゃをお砂場に持っていくとか
トミカをお風呂場に持って行ってお湯につけちゃうとか。
(私なら絶対にしないんだけど。笑)
最初は、
「こっちに持ってきちゃだめー」とかも言っちゃってました。
でも、ある日、湯舟の中でニコニコしながらトミカで遊んでる息子を見て、
こうやって自由に楽しめるっていいな
そもそもこれは息子のおもちゃだもんな
私のじゃないもんね
彼がどうするかを決めてもいいんじゃないだろうか
お風呂場にまでもってきてもこれで遊びたいんだな
とっても大切にしてるとも言えるんじゃないかな
私の「大切にする」と息子の「大切にする」の定義は、同じじゃないんだな
好きにさせてあげてみて
やってみたらどうなるか?どう感じるか?も
彼の大切な経験や学びになるのかもしれないな
なんて思ったのですよね。
「汚れちゃうけど、いい?」
「もしかしたら色はがれちゃうかもしれないけど、大丈夫?」
いまでも、一応聞いてみることはあるけれど
それでも彼は自分の意志で、行動を選択してる。
*
息子にとっての "大事にする" と、
私にとっての "大事にする" のカタチが違っていただけ。
私にとっての "大事にする" やり方は
私にとって当たり前で、
知らないうちに息子にも押し付けようとしていた。
今考えるとホラーですね。。
「あなたの大事にするやり方は正解じゃないよ」
「その大事にする仕方、間違ってるよ」
って言っちゃってるようなもので。
「大事にする」に、一般的な正解なんて、ないんだな。
自分の判断や行動に
もしかしたら自信が持てなくなるタネを
植え付けてしまってたかもしれない。
自分の意志で自分の行動を選択する。
それでもしダメだったら、自分でその結果を引き受ける。
子育ての方針にはご家庭ごとにそれぞれ正しさがあって
きっとそれでよくて
うちはこうしてるってだけなのだけれど、
どんな風にこどもと関わっていくかをいつも考えさせてくれる
マザーズコーチングが
やっぱり私の土台になっているんだなと
感じる毎日です。
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