どうしたらアイスホッケーの試合に勝てるのか?

以下の文章は、ホッケーコーチ、ホッケー団体管理者に向けて販売される、アイスホッケーのコーチングおよびマネージメント情報です。私のSNS等よりも深い内容で、私が一般に公開していない独自のデータ、動画等を中心に、最新のコーチング情報、マネージメント情報をお届けします。現在、ごく少数の方々を対象に書かれていますので、一本10000円の設定になっています。購入前に内容等を確認したい方は若林弘紀までお問い合わせください。

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得失点と勝敗の関係

アイスホッケーの試合の勝敗は対戦相手との得失点差で決まります。つまり相手チームより多く得点すれば勝ち、当たり前のことです。

年間80試合以上戦うNHL(2017-18レギュラーシーズン)のデータを見てみると、当然得点数(GF)の多いチーム、失点数(GA)の少ないチームが多くのポイント(PTS)を獲得します。以下、全てのグラフで相関性を示すTrendlineと各チームの成績を表す青い点が近いほど決定係数R2が高くなります。R2の最高値は1.0、つまり100%相関するということです。

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得点が多くても、同時に失点が多ければ競り合いに勝てないこともあるので、総得点が総失点を上回ることが重要です。したがって、総得点数GFを総失点数GAで割った得点割合GF/GAが高いチームが最も強いチームということになり、グラフ3の通り、GF/GAはシーズンのポイントとほぼ完ぺきに比例します。

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「攻めのホッケー」だけでも「守りのホッケー」だけでも成功するのは難しく、攻守両方に優れたチームが上位になるという、当然の結果です。

それでは、総得点を増やすための得点力、総失点を減らすための守備力を向上させるには、一体何をすればいいのでしょうか?

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