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人生を丸ごとひっくり返すコーチング

人生を丸ごと変える

苫米地式コーチングでは、コーチングは人生を丸ごと変えてしまうもの、と言います。

単にゴールを設定して、それを達成して終わりではありません。

そもそもそんなに簡単に達成できるゴールを設定することはないですし、仮にゴールを設定できたとしても、それが本当のゴールかどうかは本人にもコーチにも分かりません。

また、その時点では本当のゴールだと思っていても、ゴールに近づいて来たと思ったら、もっと先のゴールを再設定します。だから結局は、人生という時間の制約の中で、死ぬまでにどこまでたどり着けるだろうかという気持ちで向き合うのがゴールではないかと思います。

そんなあやふやなゴールですが、たとえゴールを達成できなくても、クライアントはゴールに近づいて行く過程で大きく成長し、ゴールを設定する前には想像も出来なかった世界を見ることができるようになります。

だから、コーチングは人生を丸ごと変えてしまうものなのです。


コーチングに対する誤解

ところが、コーチングについて知っていると言う世の中のほとんどの人は、コーチングが人生を変えてしまうなどとは思っていないのではないでしょうか?

例えば、コーチングはビジネスの現場に導入することによって、ビジネス上の課題の解決に役に立つという説明を聞いたことがあります。

確かに、コーチングを受けることによって、人生が丸ごと変わってしまうほどの経験をしたクライアントにとって、目先の課題についての解決法を見つけるなどは、以前と比べると格段に容易になっているでしょう。

なぜなら、コーチングを受けることによって、すでに周りの人と違った世界を見ることができるようになっている上に、さらに自分のスコトマ(心理的な盲点)の存在に気付きやすくなっているので、より柔軟に解決先を探ることができるからです。

でもそれは、コーチングが特定の課題に対する即効性のある解決策になるという意味ではありません。コーチングを受けたクライアント自身に大きな変化が起こって、その結果、たまたま課題を解決することができたに過ぎないのです。

間違ったコーチングは現状を固定化する

もし、短絡的に目先の課題解決のためにコーチングを活用しようというのなら、コーチングの効果を過小評価しているとしか言いようがありません。

もちろん、職場において様々な課題や問題が発生し、それに対処することが必要な中で、上司やリーダーにあたる人がコーチングの知識を持ち、職務上のアドバイスをしつつ、あたかもコーチングのコーチとクライアントの関係のように部下と接して、課題解決に導くのはとても良いことです。

でももし、その課題解決自体がコーチングでいうところのゴールのように扱われて、その達成のためにコーチングの知識が使われるなら、それは現状を固定化してしまう可能性があります。

なぜなら、そのようなアプローチでは、課題が発生している根本的な原因を突き止めて解決していくよりも、対処療法的に当面の解決を求めることになりがちだからです。

要するに、まず現状の外側にゴールを設定することなしでは、本来のコーチングによって得られる効果は期待できないどころか、現状を維持し根本的な問題を温存してしまいかねないということです。

オーセンティックなコーチング

ある意味コーチは、現状の外側という、いまクライアントが現実だと思っている世界とはまったく別の可能世界を見せる人と言えるかもしれません。さらに、クライアントがそんな突拍子もない世界に辿り着ける能力があると自信を持たせるのもコーチです。

その結果、クライアントは悶々としている現状から、まさに飛び出してしまうのです。

だから、クライアントが今いる現状に留まりたいと思うなら、コーチングを受ける必要はありません。ただ、怖いもの見たさであっても、一度でも現状の外側の世界を知ってしまったら、そちらの方が良くなる場合が多いのです。

誰しも人生に一度や二度は、現状のままではにっちもさっちも行かなくなる時があります。そんな時は、現状を飛び出して、新しい世界へ飛び出していくしかありません。

そういう時こそ、オーセンティックなコーチングが最も効果を発揮するのです。


お知らせ

トライアルコーチングの参加者を募集しています。
10月15日(火)23時〆切です。詳細は、↓ まで。


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