スライムづくりと現実逃避

2022年10月28日 23:25

小学校のクラブで教わってきた「スライム」。
スノーパウダーを余すことなく使い切り
勉強そっちのけで
熱心に練り続ける娘･･･。

現実から目をそらす

おーい！
その集中力を本当はどこに使うべきなのか～い？
そんな優しい言葉をかける余裕なく

ね、いま何をする時間なの。
それって現実から逃げてるよね。
逃げてたって成績は上がらないんだよ
逃げてる時間は、余裕はないんだよ･･･。

後から後から追い詰めるセリフが湧いてきてしまい
慌てて口をつぐんだ。

ジブンゴトとして考えてみる。

やらなきゃいけないことを目の前にしているのに
ついついSNSを見てしまう自分とおんなじだ！

急にお鍋を磨き始める自分とおんなじだよぉ･･･。
普段ならやらないことを
まるで「今」やらなきゃいけないかのように
夢中でやり始める。

自分の行動も娘のスライムづくりと同じ。
現実から目をそらすことをしている･･･。

私はなぜそんな行動に走ったのか。
その行動に走った外的要因はなんだろう
その行動に走った内的要因はなんだろう

SNSを見ることで得たことはなんだろう
SNSを見ることで手放したことはなんだろう

後回しを繰り返ししてきたことによって
得てきたものはなんだろう
得られなかったものはなんだろう

そしていま
何を感じている？

「私はできない子」の理由付けをしようとしているの？
チャレンジしつづければ必ず得られることをわかっているのに
「変わる自分」を恐れているのだろうか

そして
娘も似たような感情を抱いているのだろうか。

コーチングは
本人も気づいていない能力を発揮する効果があるけれど

本人が気づいていながらそれを手に入れようとせず
変わろうとしない自分とサヨナラする効果もある。

いまスライムに熱中しているのは
自分の殻から抜け出したい気持ちがありながら
無意識のうちに抜け出せなかった理由を
夢中でコネながら創り出しているのかも知れない。

このまま
「もうやらなくていい！」と突き放すことも出来るけれど
娘の行動を考えると
これからの生き方・自分との向き合い方の礎となることを考えると

いま心の闇と向き合い
気持ちを吐き出した上で
どうしたいのか一緒にみていく必要がありそうだ。

受験としては今さら感ハンパないけど
娘の本心と向き合うのは遅くはない。