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しゃべりすぎて失敗するひとのためのセルフコーチング/7つの習慣セルフコーチング

しゃべりすぎて失敗したこと。
しゃべれなくて失敗したこと。

みなさんはどっちが多いですか?

僕は圧倒的にしゃべりすぎて失敗することの方が多いです。とりわけさほど思ってもないことを場を盛り上げるためとか,場の流れで圧されてしまっている側の肩を持つというか,フォローするためとか,そういう何か自分の意志とはちょっとはずれてしゃべってしまう失敗が多いです。

あるいはあがってしまって(緊張してしまって)考えがまとまらないままに話し始めてしまったあげく辻褄をあわせるために即席で適当なことを言ってしまうとか。


あとで激しく後悔をして,なんてバカなことを言ったんだろうと凹むことになるのですが,こんなとき,これを引きずっていいことはあんまりないと思うのです。

その一方で,くよくよしてしまったり,気を抜くとその情景を思い出してしまってまた落ち込んだりすることがあります。

思わず誰もいないところで「僕はなんてバカなんだろう」なんてつぶやいたり声を荒げてしまったりすることもあります。




辛いですよね。
そういうことが頭の中をぐるぐるぐるぐると回りまわって廻りっぱなしの日々。こういうのはホントしばらく続くんです。それで案外,他のひとはほとんど気にしてないとか,覚えてないとか,実のところ取るに足らないことなのかもしれないのです。


でもいいんです。
それでもいいんだと思っています。

そういう自分もいるのだと受け入れてあげることです。


セルフコーチングで大事なことは,自分の良いところ悪いところ全部まとめて受け入れること。応援してあげることです。

自分のことを責めて,追い詰めて,ダメじゃん!と叱咤してしまう瞬間は誰にでもあります。これにもやっぱり意味はあって,ただそれだけでは自分を追い込んでますます落ち込ませるだけの負のスパイラル行きになってしまいますから,そういう自分もいるのだということを受け止めて,駄目な自分もやっぱり自分なのだということを受け入れてあげて,そのうえでダメな自分といっしょに並んで未来を見ていこう!というのがよいセルフコーチングというわけです。



受け入れるというのは「ありのままの自分を認めること」でもあります。認めるというのは「良い」と評価することではありません。また,「今の自分のままでいい」というのは,この先自己変容する必要がないという意味でもありません

ただただ在るものを,在るがままに受け入れることです。
元より在るものを異なる形で受け入れたいと思うことに本当は無理があるのでしょうね。だから歪みやゆがみが出るんでしょう。



そのうえで,負のスパイラル落ちしないように良い方向へ向けてやるのにセルフコーチングが役立ちます。

たとえば問いを与えることで,視点を未来にうつすことができます。

自分が失敗したなと思う行動やダメだなこういうところと思う考え方や言動について思い浮かべてください。



それには,あなたにとってどんな意味がありますか?

そうすることで,あなたは何を守ることができるのでしょうか?

あなたは何を得ることができますか?

それをしないと,どんなことを不安に感じますか?

もしもそれの考え方(や言動)を変えることができたとしたら,どんな未来になりますか?



問いの答えが即座に思い浮かぶか,そうでないかはここでは問題にしません。ヒトの脳は,問いに対して空白にしておくことを好みません。

問われれば,ついそれに対して回答を探してしまうのです。

良い問いも悪い問いも関係なく考え続けてしまうのです。

「なんで自分はあんなこと言ってしまったんだろう,バカだな」という問いに対しても同じです。「なぜあんなことを言ったんだバカ」が頭の中を反芻します。いつまでも答えを探し続けます。


でもその問いは意味のある問いではありません。


「私はその行動で,何を守ろうとしたのだろうか?」という問いは似ているようで,その本質は異なります。
この問いの答えを探し始めることで,すでに視点を未来に移しているのです。

一見,失敗したと思ったその行動にもきっと意味はあります。
焦点を「感情」にあててあげてください。
僕らが感情的になるということは,僕らの中の何か大事なものを守るための感情であることが多いのです。

その感情に対して,フラットな気持ちで冷静に,コア価値観を探し出そうと試みること,感情が何を守ろうとしているのかに目を向けることで,脳はその答えをぐるぐると探し始めます。

さっきの意味の無いただ自分を責めるだけの問いではありません。



もちろんそれで「くよくよ」が瞬時に回復するかというとそんなことはありませんが,それで良いのです。そんなもんです。

時に思い出してて自分を痛めつける問いを繰り返すのではなく,その自分を受け入れ,ともに並んで未来を見ていこう!勇気をもって前に進もう!という問いに変換していくだけで,負のスパイラルから脱出作戦は成功したようなものですから,この習慣を身につけて繰り返すことでみなさんが臨むような自分に少しずつOSをアップデートしていけるんですね。


しゃべりすぎて失敗したあなたのためのセルフコーチング。

僕も毎日してます。


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てしま@7つの習慣セルフコーチング認定コーチ
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