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提供価値の言語化|コーチング3
直近でコーチングのインタビューをさせて頂いたので、第三弾(いったんココで打ち止め予定)のインタビューの記事を書けたらと思います。
インタビュー記事3|宮澤さん
2023年7月からセッションをさせて頂き、既に1年半以上も伴走させて頂いている株式会社Hakuhodo DY ONEで局長をされている宮澤さんのインタビューになります。
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問1|コーチングを受けようと思ったきっかけは?
立場の変わったタイミングだったからです。初めて部長職というレイヤーに上がったため、同じ現場でやってきたメンバーとの接し方や部としての方向性作りに悩んでいました。一方で最初は、コーチングに対する不安感もありました。セッションを受けるのにも時間が掛かりますが、それに見合うリターンが得られるのか?が未知数でした。また、どれぐらい現場のリアルをお伝えしていいのか?こんなの相談したら恥ずかしい気もするなどの葛藤もありました。ただ、1~2回目のセッションの中で効果を実感する事が出来ました。上記のマネジメントの方向性への迷いについては、アンケートを実施して実際の声を確認するというアイデアを言語化し、実践しました。結果として、自分とメンバーの認識の齟齬がほぼなく、メンバーの満足度/成長度/繁忙度などが見える化し自信になりました。結果的に、セッションの中では、ぶっちゃけながら、全て相談した方が良い時間になるという事もわかって来ました。
問2|コーチングの良かったところは?
壁打ちをする中で悩みの解像度が上がる事です。もやもやがスッキリする感覚があります。選択肢でA or Bで迷っている時に、実際には自分の中でどちらかに荷重が掛かっている事が多いです。手嶋さんとのセッションの中で『こっちにしましょう!』という声がけはないものの、壁打ちをする中で背中を押して貰える感覚があります。
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問3|コーチングを受けての変化は?
自分に自信がついた事が大きいです。現在の仕事環境は変化が大きく/トレンドの入れ替わりも速いです。また、組織のエースが転職する事もあります。管理職自体もコスパ/タイパが悪いと言われている中で、この役職をやっている意味を持てていないと迷いが出てきます。だからこそ、自分の進むべき方向性がクリアじゃないとツライと思います。この部分がコーチングを受けることでわかって来た事は価値だと思います。
また、マネジメント以外にも自身のキャリアについての相談もしていますが、自分の上司へのエスカレーションもすごくスムーズに出来た感覚があります。変に回りくどく伝えるのではなく、自身の気持ちを隠さずに主張していいという事がわかりました。そして、ストレートに伝えたからこそ、上司も更に上の方にエスカレーションし易くなっていると思います。
問4|コーチングを受けての気付き/学びは?
自分だけだと気付けないボトルネックがある事に気付けたことです。自分ひとりで向き合おうとすると、どうしても甘えが出てしまい上手く出来ない感覚があります。ポジティブに考えてしまい、思考を深めることが出来ません。一方で、コーチングではコーチとのアポイントがあるため、強制的にその場を設ける事が出来ます。そして、壁打ちをする中で自分自身への解像度が上がっていきます。深掘りも自分だけだと、なぜ?が2階層ぐらいで止まるところが、問いを通してボトルネックがある深い領域まで言語化する事が可能になります。
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問5|コーチングを受けて達成できたことは?
部長から局長へ昇進する事が出来ました。数字面だけでなく、セッションの中で壁打ちをしたチーミングへの取り組み(アンケート施策など)を評価して頂いたと思っています。また、現場の仕事とマネジメントが違う仕事/役割だと認識できたのが大きかったと思います。自分の後任の任命をどうするか?どのように伝えていくと本人にも受け入れて貰えるか?など、現場で業務をしていた時とは、違う悩みについてセッションを通して、向き合うことが出来ました。
問6|コーチングの価値を一言化すると?
自分と向き合える事が価値だと思います。セッションの中では手嶋さんがコーチとしていらっしゃいますが、90%ぐらいは自分が話すため自分との対話の時間になります。毎月、セッションである事によってヘルスチェックのように自分の状態を把握出来ているのは有り難いです。
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手嶋の気付き・感想
今回も、自分だけでは言葉にできないコーチングの価値を聞くことが出来たと思います。印象的だったのは『正直、最初はコーチングに対して懐疑的でした』という本音のお話を聞けたところです。自分自身も初めてコーチングを受けたときは、このコーチでいいのかな?このサービスでいいのかな?と不安だったのを思い出しました。
宮澤さんが素敵なところは、言語化して頂いた事を実践してくれたことだと思います。そして、それが体験/経験になり、結果として手嶋への信頼にも繋がったと思います。ココは私のスキル云々ではなく、コーチングを受ける人のコーチャビリティー(コーチングでの学び/気付きを受け取れる力)に依存するところだと感じています。自分を前向きに変えていきたいという方にはちゃんと価値提供が出来ているという事を改めて感じる事が出来る素敵な時間でした。