「問い」が、思いを言語化する
手ごろで美味しそうなリンゴをスーパーで探して買って、「切って」食べる&食べさせるのも、リンゴを常備するのもめんどくさいので、産直リンゴを箱買いしました。お得だし、水洗いして「まるかじり」してもよく、楽。小学生の娘も「おいしい~」と、勝手に食べてくれます。果汁とみずみずしさを感じることができる食べ方です。
今、新たな挑戦をしています。乗り越えても乗り越えても、のぼり方の分からない壁が出現する日々だけど、淡々と、前に進みたいと思います。「淡々と」という心境からかけはなれることもあるけれど。そんなときは、リンゴをかじって、心を落ち着けて、のぼり方を考えたいと思います。
先日開催した「ママライター塾」参加者の作品をご紹介します。3児の母、仙台凜さんのパワーあふれる思い(ママライター塾に参加した理由)をご紹介いたします。仙台凜さんは、noteでも発信をしていらっしゃいます。将来、仙台凜さんがとある現場で「取材」している姿も想像できる作品。私も、元気をいただきました。ありがとうございます。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ここ半年、自分の中に有り余るパワーを感じている。
私は、5才、3才、1才の子どもの母だ。下の子が1才を過ぎた頃に次の妊娠が判明し、自分の体調と折り合いをつけながら、なにかと忙しく過ごしてきた。しかし末っ子が1才半を過ぎた現在、つわりもなければ、妊婦健診もない。心にも体にも少し余裕が出て、「何かしたい」という思いが日に日に大きくなっていた。
私は、書くことが嫌いではない。考えられる理由は2つ。いずれも小学生の頃の経験にさかのぼる。ひとつは6年間毎日、日記を書いていたことだ。自主的に先生に提出し、コメントをもらえることも嬉しく、続けることは全く苦ではなかった。
もうひとつは、父に言われた、なにげない誉め言葉である。父は仕事の文章を書いており、タイトルのつけ方に悩んでいた。横で見ていた私がひらめいたことを言葉にすると「お前、うまいなぁ!」と言われ、なんとその場で採用されたのである。根拠のない自信をつけてもらった。
そんな私が「何かしたい」の「何か」にnoteを選んだのは自然な流れだったのかもしれない。約1か月間、毎日記事を投稿している。自分の思いや考えをアウトプットすると、思考が整理され、心もスッキリし、生活にハリが出てきた。思いつくまま自由に書いているが、テーマや文のテイストによって、スキの付き方にも違いが見られてなかなか面白い。育児カテゴリ―で紹介された記事もある。しかしそれよりも、子どもの教育に関する自分の思いや取り組みを書いたものは、閲覧数こそ少ないものの3~4人に1人がスキをつけてくれることが多く、手応えを感じている。
そんな中、今回のママライター塾を見つけた。せっかくならば文章の質を上げたい、インタビューという新しい視点も取り入れてみたい、という欲が出て受講を決めた。
講座の中で、「インタビューされる側は、潜在的な考えが顕在化する」という話があった。はじめはピンとこなかったが、講座中、他の参加者と1対1でお互いをインタビューするワークをした時、この言葉が腑に落ちた。
私はフィギュアスケートが大好きだ。浅田真央ちゃんが出てくるずっと前、物心ついた時からのファンだ。真央ちゃんが華々しくデビューし優勝した世界戦も、代々木体育館で観戦した。最近は人気が出てチケットが取れず、もっぱらテレビ観戦だが、相互インタビューのワークにより、私の潜在的な考えが顕在化したのである。「選手に話を聞いて、もっと深いスケートのおもしろさを広めたい」
普通の主婦が何を大それたことを、と自分でも思う。しかしスケート人気が高まるにつれ、「にわかファンから本物のファンになってもらいたい」という自分の気持ちに気がついた。いくつになっても夢は大きく。ママライター塾で閉塞的だった子育てが一変。視野も世界も、ぐんと広がった。