日陰から見る世界。

暖かな場所の、居心地の悪さ。

優しい言葉への、反発感。

ひとりぼっちになったような、孤独感。
そこからくる、


怒りと嫉妬と、喪失感。


そんな時君は日陰にいる。
日陰から、日向を見ている。


日向では、楽しそうに遊ぶ子どもらや
美しい家族や、男女が笑いあって
まるで映画でも見ているかのような。


でもそれを日陰から
一人で見ている自分を
俯瞰で見てるんだね。


そうして、悲しんでいるんだね。
そんなとき、
まるで君には足がなくて、
声も出ない。

そんな不自由さを感じて、
妬ましく、愚かしく感じてしまう。


時が止まる。
動けなくなる。



君に問おう。
日向に見える景色だけが、
『良』だと思うかい?

たしかに素晴らしい景色だ。


だけどあれが全てなのかな。
ああならなくては幸せではないのかな。


心が日陰にいる時だって、
幸せって感じていいんだよ。

普通じゃないって、
誰かが罵ってきたって。
普通なんて曖昧模糊なもの、
押し付けることは、

じゃあ『普通』なの?


日陰の世界はしめっていて、
薄暗くて涼しい風が吹く世界。

そして、
誰もが持っている世界。
たとえば。
君が少しばかりその世界にいることが
多いのだとしても、
おかしくなんかない。


君は君だよ。
誰でもない、ロボでもない。


僕は知っている。
日向の中で笑う君を。
僕は知っている。
日陰で火照りを癒す君を。



今はどちらにいるだろう。
どちらにいるにせよ、


君は、君でいい。
僕は、君がいい。

#心の護身術 #心が軽くなりますように
#心 #言葉 #僕から僕へ

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