ありがとうなんだと思う。
簡単に失える縁なんてないや。
だから全部まるごともって行きたい。
そうやって生きたい。
でもね、
両手の拳に握っているものが、
あなたを苦しめているなら、
手放すが吉。
だったりするんだよねえ。
だから、
いきなりじゃなくてもいいよ、
放すの、怖いでしょう?
ゆっくり
まずは手の中に握っているものを認識する。
どんな色をして、どれほどの重さで、
どんな形をして、どれだれ握りしめてきたか。
果てしなく冷静に、
まずは観察して、認識する。
手放すかの判断は、その先でいい。
きっと認識したときに、もう決まっていると思うんだ。
焦ることない。
君はきちんと『生きる』をこなしている。
だから、なんにも問題ない。
『手放す』ことは、
『失う』こととは少し違う。
手の力をゆるめてごらんよ。
握りしめたものがほどけてゆく。
大切にしてきたんだろう?
ならば、さようならじゃないね。