心変わりにご用心。
人とは、舌の根の乾かぬうちに
正反対のことを言う。
『相手が変わったんじゃない、あなたが変わったんだ』なーんて言葉もあるけれど、
それが全てではないよ。
人の心なんて、変わって当たり前なんだ。
ふとしたとき、きっかけなんてないかもね。
最大のきっかけなんて、『時間』なのかもしれないから。
誰かの心が変わらないようにつなぎとめることなんて、心という所在もわからないような、目に見えないもの、しかも誰かのものなんて、、
こんな感じで、頭を硬くして考えるのも、感情のコントロールには、たまに役立つもので。
時は止められないよ。どうあがいてもさ。
そうして、心変わりをする誰かを見て、
君の心も変わるはずだ。
心変わりは良い方にも悪い方にも起るのに、
『心変わり』という言葉は、
ネガティブな音な気がするよね。
止められないから、育むんだ。
育むことが出来るんだ。
けれど。
それは『自らに限り』だよ。
誰かに求めてはいけない領域。
みんなあなただ。
全員あなたと同じなんだ。
同じ自由を同じだけ持っている。
同じく心と身体をもって生きている。
『風が吹けば桶屋が儲かる』
なんていうけれど、風が吹いただけで、
心も変わることもある。
お互い様さ。許してやろうよ。
相手もそうだけど、君自身もね。
風のように水のように、流れのままに、
美しい魚になれたらいいのに。
どんな色でも楽しめるような、透明な魚に。