大海原を旅する話
これは僕が体験した本当の話です。
押入れの奥から日記を見つけたのでここに記そうと思います。
8月1日
長い準備期間を経て、ついに出航の日を迎えた。船は波に揺れながら、港を離れていく。周囲の景色が遠ざかるにつれ、胸の中にある期待と不安が入り混じった感情が強まる。今日は天気が良く、風も穏やかだ。
8月3日
大海原の真っ只中にいると、世界がまるで自分のものになったかのように感じる。朝日が海面を照らし、波間に揺れる光の道が続いている。夜になると、満天の星空が広がり、無数の星たちが私たちを見守っているようだ。
8月5日
風が強くなり、波も高くなってきた。船が激しく揺れるたびに胃の中がひっくり返りそうになる。だが、この不安定さもまた、海の一部なのだと思うと不思議と恐怖が薄れる。
8月7日
突如として嵐がやってきた。風と波が怒涛のように船を襲い、船員たちは必死に操縦を続ける。私は船室の中で、ただ嵐が過ぎ去るのを祈ることしかできなかった。自然の力の前で人間がいかに無力かを痛感する。
8月9日
嵐が過ぎ去り、再び穏やかな海が戻ってきた。空は青く澄み、波も静かだ。船員たちの顔にも少し笑顔が戻ってきた。困難を乗り越えた後の安堵感が、船全体に漂っている。
8月11日
遠くに新しい島影が見え始めた。誰もが興奮し、目的地への到達を祝う準備を始めている。大海原を旅することは、常に予測不可能な冒険だが、その分だけ得られるものも大きい。
8月13日
島に上陸。柔らかな砂浜と椰子の木々が迎えてくれた。島の風景は美しく、海の旅の疲れを癒してくれる。大海原の果てにたどり着いたこの瞬間、何ものにも代え難い満足感が胸に広がった。
いかがだっただろうか、
みんな大好きだよ