勝たなきゃいけない相手に勝ちきれないのはなぜなのか、誰か教えてほしい(#78)
明治安田生命J1リーグ 第9節
ベガルタ仙台vs横浜F・マリノス
0-0 引き分け
開始フォーメーション
ボスからエウベルと仲川輝人への信頼は揺るがない。
また扇原貴宏への信頼も同様だ。
左サイドバックは小池龍太の選択肢もあっただろうが、今節は高野遼が先発。
高丘陽平も前節に続いて先発。
我らがアマジュンも先発、実力でレギュラーを掴み取ってほしい。
(今シーズンのユニフォームを喜田様かアマジュンて悩んでいたが、昔から推しであるアマジュンにしました。)
前半の感想
大きなチャンスは仲川輝人が中央をカウンターで抜け出してファウルで止められたシーンと、そのFKのみ。
一方的に攻め続けているものの、相手ゴールを脅かす事まではできなかった。
後半の感想
フォーメーションそのままに後半へ。
後半は一転、仙台が攻めの姿勢を全面に押し出してきた結果、後半開始からオープンな展開に。
後半18分に一気に3枚変えて猛勢に出る。
OUT:仲川輝人 IN:水沼宏太
OUT:天野純 IN:オナイウ阿道
OUT:扇原貴宏 IN:渡辺皓太
攻撃のテンポが上がりチャンスも生まれるがゴールには至らず。
後半38分にはエウベルに変えてマルコスジュニオールを投入。
OUT:エウベル IN:マルコスジュニオール
最後の最後まで攻め続けたが、仙台の真ん中を固めた守備をこじ開けることは出来ず。
結果は満足できるものとはならなかった。
試合を通しての感想
仙台は、サイドを取られても最後の最後は自由にシュートを打たせず、ゴール前では強固な鍵を掛けていた。
またロングホールを前線に蹴り込んでチアゴや畠中が競ったルーズボールを拾う狙いもあったように感じた。
マリノスのハイライン後方の左右のスペースのみでなく、DFラインが競り合った後中盤の選手が棒立ちになりボールウォッチャーになることを読んでいたのだろう。
チアゴや畠中に大きなミスもなく、岩田智輝はセカンドボールへの意識も高かったため思い通りにいかなかったのかもしれない。
ここ数試合を振り返って
開幕戦の川崎フロンターレ戦以降負けてないことは評価できる。
昨シーズンに比べて守備は改善されているが、今シーズンを振り返ると攻撃が噛み合っていないのではないだろうか。
2/26 第1節 vs川崎フロンターレ 0-2●
3/7 第2節 vsサンフレッチェ広島 3-3△
3/10 第3節 vsアビスパ福岡 3-1○
3/14 第4節 vs浦和レッズ 3-0○
3/17 第5節 vs徳島ヴォルティス 1-0○
※延期 第6節 vsガンバ大阪
4/3 第7節 vs湘南ベルマーレ 1-0○
4/6 第8節 vsセレッソ大阪 1-0○
4/11 第9節 vsベガルタ仙台 0-0△
ルヴァンカップを除いたリーグ戦では、約1ヶ月複数得点がない。
※出典元
リーグ序盤、第2節〜4節の複数得点も、前田大然が爆発した結果。
リーグ優勝した2019年は
仲川輝人
マルコスジュニオール
エジガルジュニオ
の3名が二桁得点を記録している通り、チーム全体で得点を取る形が出来ていた。
今シーズンは前田大然が一時的に爆発したものの、それだけに頼っていられない。
1試合の成績に一喜一憂してはいけないことはわかっているが、昨シーズン同様にずーっとメンバー固定せず手探りのまま今シーズンも終わりそうで心配になる。
「誰が出ても同じサッカーができる」ことはほぼ達成されていると言っていい。
これは間違いなくボスの功績だし、素晴らしいことだ。
ハイプレスをかけ、デイフェンスラインを上げることでコンパクトな陣形を崩さない。
ボールを保持し、横幅を取って攻撃の起点はサイドから仕掛ける。
中盤の選手は相手の2選手の間に顔を出し、その間(いわゆる、門)でボールを受ける動きも出来ている。
懸念はゴールまでのイメージがチームで共有できていないのではないか、ということ。
門を作ってボールを回し、横幅を取った後やサイドチェンジをした後が問題で、
ペナルティエリア横のスペース深くまでえぐってからグラウンダーのクロスなのか
アーリークロスを入れるのか
サイドに振ったことで空く中央のスペースを狙うのか
これらのイメージがまだ一致していないように見受けられる。
各個人の判断力の精度が上がり臨機応変にできるようになったといえば聞こえはいいが、各個人のイメージに頼り切っていてチームとしての練度が高くなく、毎試合「攻めあぐねている」印象を拭えない。
今シーズン加入も入国できていなかったレオセアラの合流が進んでおり、また前線の組み合わせを試すようになるだろう。
またこれから「CFガチャ」が始まるのだろうか…
もしレオセアラをCFとして起用するのであれば、右サイドで前田大然を観てみたい。
また、シーズン序盤に試していた樺山ももっと試してほしい。
リーグ優勝の立役者であることは間違いなく今もチームに欠かせない戦力だが、今シーズンの仲川輝人は全く本調子と言えない。
エウベルもまだまだチームにフィットしているとは言い難い。
せっかくCFガチャをやるのなら、両ウイングを入れ替える荒療治も期待したい。