完敗デス(#135)
明治安田生命J1リーグ 第27節
横浜F・マリノスvs鹿島アントラーズ
0-2 完敗
開始フォーメーション
選手交代1(32分)
OUT:畠中槙之輔 IN:實藤友紀
2失点目の際に筋肉系のトラブルにより負傷交代。
選手交代2(58分)
OUT:仲川輝人 IN:水沼宏太
OUT:前田大然 IN:エウベル
OUT:レオセアラ IN:杉本健勇
選手交代3(81分)
OUT:マルコスジュニオール IN:渡辺皓太
感想
久々に手も足も出ない完敗。
前半の1失点目までと、後半、前線の3枚を変えたあたりから息を吹き替えしたくらい。
前線の3枚を変えた直後の水沼宏太のシュートをGKのファインセーブで防がれてなければ流れは変わったかもしれないが、それを除いては観てて勝てる気しなかった。
まず試合前、スタメンを見た時点で嫌な予感はしてた。
天野純とマルコスジュニオールの同時起用だ。
ファンとしてはめちゃくちゃ期待したいし、できるものなら2人でうまく回してほしい。
だが今まで、ボスの体制でも松永暫定監督の体制でもうまく行った試しがない。
そして今回。
結果は今までと同じ。
やっぱりマルコスジュニオールと天野純の共存は無理なのだろうか。
この記事が示す通り、天野純は1人でどうにかしようとしすぎてる。
わたしはマリノスの中で天野純が不在の2020シーズンを除いて、ユニフォームは全て天野純のユニフォームを買ってるくらい大好きな選手だ。
だが彼の口から「チームのこと」が語られることはあまりない。
多くは「自分の目の前の課題」、それも技術的なことばかりが語られる。
これは正直な話、ちょっと寂しいかな。
自分でなんとかしようと気負いせずに味方を信頼するプレイをしてほしい。
昨日の彼は球離れが悪かった。
隙を見つけて付いていこうと思っていたのだろうけども。
確かに彼に求めるプレイは局面を打開するようなプレイではある。
そうなんだけど、どうしてもプレイが「己の中に閉じこもっている」ような気がしてならない。
まだまだ改善の余地があるってことかな。
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試合を通して、鹿島の守りは
サイドに追いやってパス回しをさせる
ハーフスペースへのパスを通させない
サイドでは必ず複数人で囲み、スピードで突破させない
とにかくデュエルで負けない
相手のミスを待ち、無理に守備時に仕掛けない
ミスからボールを奪ったら一気にカウンター
などが徹底されていた。
エウベルが入ってから、前田大然と異なりプレイの矢印が前ではなく横に向いた。
縦に突破するのではなく中央に向かってドリブルを仕掛け続けた。
前田大然は縦を狙うタイプで、無理そうなら早めに後ろに戻す。
これは鹿島の守り方としてやりやすかっただろう。
中央の選手がいくら動こうが人に付いておけば問題ないのだから後ろに下げてくれる。
対してエウベルは自ら中央にカットインした。 これによって、カットインからのシュートをケアするために中央の選手をマークしていてもフォローに行かざるを得なくなり引っ張り出される。
ここからマルコスジュニオールが浮くことができたり、右サイドの水沼宏太がフリーになる機会が増えた。
だが最後まで明確な決定機は水沼宏太のシュートだけ。
崩せそうで崩せない展開のまま終わってしまった。
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理想は渡辺皓太を入れるタイミングをもう10分早めて欲しかった。
マルコスジュニオールはこのような試合展開になると、どうしても頭に血がのぼるのかいつもの冷静さを欠く。
また、渡辺皓太を入れることでハーフスペースを狙う走りが増え、より守備陣にプレッシャーを掛けれたのではないか。
天野純もマルコスジュニオールも自分のほしいとこでもらって局面を打開するパスを出したいタイプだが、渡辺皓太の場合はリンクマンに徹することができる。
昨日の試合はそういう選手がもっと早めにピッチに欲しかった。
The CLASSIC
The CLASSIC とマリノスが銘打っているJリーグのオリジナル10同士の戦い。
直近4戦全て負けており、ボスの築いたアタッキングフットボールとは相性はすこぶるが悪い(逆に鹿島にとっては良すぎるのか)。
今回も完敗。
いつか負けるのだし、苦手な鹿島に負けたのは仕方ない。
だがリーグ戦では4/11の仙台戦以来の無得点。
開幕戦の川崎戦に続いてシーズン2回目。
ポステコ病にかかっている身としては前回の3-5で負けた鹿島戦の方がまだ良かった。
ここからまた新たな気持ちで頑張ってほしい。